JR西日本「滋賀カレッジ」キックオフ・ミーティング

2025年5月24日、JR西日本が主催する「滋賀カレッジ」のキックオフ・ミーティングが開催され、食料農業システム学科の2年生1名、1年生5名が参加しました。

JR西日本では、若者視点からの地域課題の解決や観光コンテンツの魅力発掘などを目的とする産官学連携プロジェクトして、対象エリアの参加自治体に対して、学生がチームで具体的な解決策や観光コンテンツなどを提案する取り組みを実施しています(2024年は「瀬戸内カレッジ」)。

2025年は、滋賀県を対象エリアに「滋賀カレッジ」として実施されます。龍谷大学チームは、彦根市とマッチングし、彦根市の主に観光面での課題解決策や新たな観光コンテンツを提案することになりました。

龍谷大学チームのメンバーは、「事例に学ぶ食品マーケティング」を担当されている青谷実知代非常勤講師(神戸松蔭大学)の呼びかけに応募した学生達で、11月28日に開催される成果報告会に向けて、今後現地視察を行い、チームで具体的な提案を練り上げていきます。その様子は、インスタグラムでも発信される予定です。(竹歳)

彦根市の担当の方も龍大OB


                         

「ソーラーシェアリング」の農地を使ってサツマイモを育てよう!

 2025年度も竹歳ゼミの活動として、宝塚市西谷地区にあるソーラーシェアリング市民農園でのサツマイモ栽培に参加しています。

4月19日はマルチ張り、5月10日は苗植えを行い、竹歳ゼミ3回生がそれぞれ数名ずつ参加しました。この取り組みは、コープこうべさん、および近畿大学総合社会学部藤田ゼミといっしょに行っており、当日は、農園地主の古家さんやソーラーパネル設置者である宝塚すみれ発電の井上社長の指導の下、コープこうべの会員さんや藤田ゼミの学生といっしょに作業をしました。畑での活動の後は、毎回、宝塚自然の家に場所を移して、ソーラーシェアリングやコープこうべの活動、農業や環境についての学習会も行っています。

昨年度、この取り組みを農林水産省の「みどり戦略学生チャレンジ」近畿大会に応募したところ、大学・専門学校の部で「優秀チャレンジ賞」をいただくことができました。参加学生にとっても、学外のさまざまな方との交流や、畑での作業体験、農業・環境の学習等々、貴重な経験となっています。(竹歳)

マルチ張り

苗植え


活動後はモルックで交流

優秀チャレンジ賞の賞状




入門ゼミ(2組)交流会を実施しました

 1年生の入門ゼミ(2組)で、2025/5/16日に「花の写真を見て青果物名を答える」というクイズイベントを実施しました。二つの班に分かれて、賞品をゲットするために、学生のみなさんは野菜や果物のことを考えたり、チーム内でコミュニケーションをとったりして、楽しく答えをまとめました。




最優秀賞
優秀賞







卒業生の結婚式

 教員の仕事の一つに、「保護者懇談会」というのがあります。

日本全国の複数の箇所で、龍谷大学にご子息を送り出している父兄の方と教職員が懇談を行い、不安な事があれば共有するというものです。

農学部設立後、早い時期に、広島での保護者懇談会に参加しました。そこで、「我が子がちょっとしたトラブルで、大学に行きにくくなっている。相談に乗ってもらえないか」という依頼を受けました。とあるクラブに入部したものの合わず、やめたいのだそうです。

滋賀に戻りそのものと食事をとりながら話をしました。新しいクラブを立ち上げる、そちらが忙しいから辞める、というような流れを作り、無事にクラブを辞める事ができました。そしてその人は、他の友人を巻き込んでセイヨウミツバチのハチミツを扱う「Konan Honey」というクラブを立ち上げました。社会福祉法人での商品化、マルシェでの販売、その過程を養蜂サミットという会で発表し表彰されるなど、精力的に活動してくれました。

今日は、その方の結婚式に呼ばれ名古屋に行きました。ご両親とはその保護者懇談会以来の再会で、互いに、その時の話がその学生の学生時代を変えたと(私からすると、めいいっぱい活動してもらった)いうことで、嬉しい限りでした。



出身ラボからの電報も来ていました。



この学生は海外農業体験実習ハワイの第一回にも参加してもらった学生で、彼女たちの参加は、この実習の良さを十分に体現できると教育プログラムにわれわれ自身も自信を持ちました。

こんな話をKonan Honeyでお世話になっている湖南市の農業法人チャレンジファームの方に話したら、今回の結婚式に呼ばれていたKonan Honeyのメンバーとご両親にぜひ新しいハチミツを持っていけ、ということでそれを手土産としました。これまでは滋賀県南部産だったのですが、このラベルのものは湖南市産になります。湖南市産のもの、4月5月6月と季節を区切ったもの、を作っていこうというのが当初のアイデアで、彼女たちが卒業後に、やっと湖南市産のものを作れる体制ができたのです。



学生の成長、社会との関わり、教育、いろいろ思うところがありますが、学生の成長は嬉しい限りです。こちらの進展にも喜んでもらえ、いい振り返りの時間になりました。

次は、10月25日の農学部設立10周年記念のイベントで会いたいねと、再会を約束しました。

(古本)