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日本育種学会での研究発表

福井県立大学で開催された第150回日本育種学会で、生命科学科の植物ゲノム工学研究室(土岐研究室)、植物遺伝学研究室(竹中研究室)の学生が研究成果の発表を行いました。 


育種学会は年2回開催されています。

前回の学会でご縁のできた方や、共同研究を行っている先生方、前日の懇親会で仲良くなった学生さんなど、何度も参加している学生たちは顔見知りも増え、再会を楽しんでいる様子でした。

ポスター発表は演題数も多く、会場は熱気に包まれていました。

どの学生のポスターにも聴衆が途切れることなく訪れ、盛況な発表時間となりました。





発表以外でも、現在苦戦しているイネの室内栽培について第一線で活躍されている先生に相談したり、新しい研究に繋がるアイデアを頂いたり、材料について情報交換したりと、交流の場をフル活用して、それぞれ多くの収穫を得ていました。

準備も含め、皆さま発表お疲れさまでした。


                                   辻村

生命科学セミナー(第30回)

岡山大学資源植物科学研究所の坂本亘教授をお招きし、龍谷生命科学セミナー「植物の母性遺伝から考える葉緑体DNAの存在意義―受け継ぐDNAと壊されるDNA―」を開催しました。



植物の細胞質には、光合成を行う葉緑体や、呼吸を担うミトコンドリアという細胞小器官(オルガネラ)が存在します。

これらは、はるか昔に別の生物だったバクテリアが細胞の中に取り込まれたことに由来すると考えられています。

そのため、葉緑体とミトコンドリアは、現在でも自分自身のDNAを持っています。

多くの植物では、これらオルガネラのDNAは、父親(花粉親)側からはほとんど伝わらず、母親側から子どもへ受け継がれます。

これを母性遺伝と言います。

一方で、被子植物の20%程度は葉緑体DNAが両性遺伝すると考えられています。

両性遺伝する植物では、花粉からも子孫へ葉緑体が伝わります。


坂本先生は、「葉緑体がどのように作られ、その働きをどのように保っているのか?」について、遺伝学や植物生理学、発生学といったさまざまな手法を用いて研究されています。

今回は、これまでの多岐にわたる研究成果の中から、「DPD1」という遺伝子を中心に講演していただきました。

DPD1には、花粉が成熟する過程で葉緑体DNAを分解する働きがあります。

DPD1によるDNA分解は、葉緑体DNAの「母性遺伝」を支える仕組みの一つと考えられています。

ところが、DPD1がDNAを壊すのは花粉の中だけではありません。

古くなった葉でも、DPD1は葉緑体DNAを積極的に分解します。

DNAは、植物の生育に欠かせないリン(P)を構成成分として含んでいます。

坂本先生はこの点に着目し、「古くなった葉のDNAを分解することで、その中に含まれるリンを回収し、植物体内で再利用しているのではないか?」と考えられています。

一つの葉緑体には、葉緑体DNAが多数のコピーとして存在しています。

葉緑体DNAは、「遺伝情報を保存するもの」であるだけでなく、「Pを蓄えておく貯蔵庫」としての役割も持っているのかもしれない――。DNAの新たな役割について考える、とてもエキサイティングなお話でした。


セミナーは、オルガネラの共生進化という基本的な話から始まりました。

オルガネラDNAがどのように発見され、そして、どのように遺伝するのかについてご説明下さり、一方で、その原則に当てはまらない事例も存在することが紹介されました。

そこから「では、植物は、どのような仕組みで母性遺伝を支えているのか?」という問いへとつながり、一連の研究のストーリーとして分かりやすく説明してくださいました。

研究成果だけでなく、研究テーマがどのように生まれ、次の研究へとつながっていくのかについても知ることのできる、大変興味深いセミナーとなりました。

坂本先生、ありがとうございました!





                                  辻村



海外農業体験実習 ハワイ 6日目

6日目はまず本派本願寺ヒロ別院で日曜礼拝に参加しました。

ハワイ島は日系移民の方々が多く、特に一世の方々は大変苦労されたと聞きます。彼らの心の拠り所として浄土真宗が深く根付いています。ハワイで浄土真宗の開教が始まったのが1889年。ヒロ別院はその年に創建された寺院の一つで、今日まで多くの日系移民の方々によって大切に護持されてきました。

ヒロ別院の代表(輪番)高橋さんは龍谷大学文学部の卒業生で、今年も笑顔で我々を迎えてくださいました。日本では全くお寺にお参りしない私が、ハワイで毎年のように礼拝しているのはおかしな話です。

ヒロ別院の参拝を済ませた後、ファーマーズマーケットとビッグアイランドキャンディーズに立ち寄ってお土産などを物色しました。古本先生は、この後で訪れるパホアの日本人墓地にお供えするお花を買われていました。

午後、パホアの日本人墓地の参拝を行いました。

この墓地は1900年ごろ広島や熊本などから移住した人々により開設されました。ところが2014年のキラウェア火山活動による溶岩流によって墓地のかなりの部分が溶岩に飲み込まれてしまいました。奇跡的に埋没を逃れた墓石が、今は冷え固まった溶岩流の間に立っているのを見ると心が絞めつけられる思いです。

お墓参りの後は日系移民三世の佐東さん宅にお呼ばれされ、昼食をごちそうになりました。学生達も日本語がある程度話せる方と日本語と英語交じりの会話で和んでいました。

佐東さん宅を後にし、プナ本願寺に向かいました。こちらもヒロ別院に負けないくらいに大きなお寺です。代表の富岡さんもまた龍谷大学国際文化学部のご出身で、非常に親身にご対応していただきました。

広い境内にはインドボダイジュ(お釈迦様がその樹の下で悟りを開いた)の大木があり、近くで見ると圧倒されました。先日、瀬田キャンパスにもインドボダイジュがやってきましたが、こちらは鉢植えで1mほど。プナ本願寺のサイズになるのはいつの日のことでしょうか。

ハワイ実習はこれですべてのプログラムを終えました。途中、少々熱が出てしまい、アクティビティに参加できない日もあった学生もいましたが、最後は全員元気にヒロ空港から帰国することができました。

ハワイ島でのプログラムにご協力いただいた関係者の皆様のご尽力で今年も充実した実習を行うことができました。この場を借りて深く御礼申し上げます。(岩堀)

海外農業体験実習 ハワイ 5日目

5日目は湿地再生のボランティアに参加しました。

かつてハワイ島ではハワイアン達が沿岸部を石垣で囲い、そこで魚の養殖をしていました。そのような養殖はこの数十年ですっかり廃れてしまい、現在は放置状態の湿地に外来種の草が生い茂っています。この雑草を引き抜いて湿地を再生し、水鳥たちの楽園に戻すことがこのボランティア活動の目的です。

ハワイ実習のドライバー兼ネイチャーガイドの長谷川さんは、このボランティア活動を行うNPO法人の代表でもあります。他の参加者の方々と共にお昼まで活動を行いました。

目の前には広大な雑草地が広がっており、この草がなくなる日が来るのだろうかと呆然と見つめていた私達ですが、ハワイのことわざ「ʻAʻOHE HANA NUI KE ALU ʻIA.(みんなで取り組めば、大きな仕事も成し遂げられる)」を胸に頑張りました。

9時の開始時にはかなり雨が降っていましたが、1時間ほどすると天気は回復、今度はハワイの暑い日差しが戻ってきました。学生達は腰まで泥に沈みながらも雑草を根こそぎ掘り採る作業を続けました。

昼食後は過酷な労働のご褒美として、少しだけ海水浴を楽しみました。地元の人々でにぎわうローカルな入江のビーチ(と言ってもほとんど砂浜はありません)はとても青く美しく、学生たちは迷い込んできたウミガメを写真に収めていました。(岩堀)

卒業生の研究成果が論文として公開されました(生命・小野木研)

 一昨年度卒業した研究室4期生・大屋佑貴さんの研究成果が、論文としてGenetics Selection Evolution誌に掲載されました。

 

Heritability of behavioral traits and their genetic correlations with carcass traits in beef cattle

(肉牛における行動形質の遺伝率と枝肉形質との遺伝相関)

小野木章雄・大屋佑貴他

https://link.springer.com/article/10.1186/s12711-026-01082-5

(リンクからどなたでも論文を見ることができます)

この研究は、ウェアラブルセンサーによりウシ(黒毛和種の肥育牛)の行動をリアルタイムで記録し、その記録から定義した行動形質、例えば1日の平均採食時間や、反芻の回数、動き回った時間など、に対して、遺伝学的な解析を行ったものです。

 

首にセンサーを装着したウシ                                      共同研究をしている(一社)家畜改良事業団の広島産肉検定場にて撮影

ウシの行動には個体差がありますが、その差がどの程度遺伝子によって決まっているのか、またよく動くウシや食べるウシといった行動の差が、どの程度産肉性(肉量や肉質)に関わるのか、という点について、これまでほとんど知見はありませんでした。

 

本研究はこのような観点から行動を解析し、今後の品種改良や飼養方法の改善に役立てることを目的としました。その結果、様々な行動形質について、その多様性がある程度遺伝的であることと、産肉性の多様性との間に弱いながらも有意な関連があることを見出しました。例えば、頻繁かつ長時間反芻をし、動き回らないウシほど、肉量が多い傾向があることがわかりました。

 

今後はさらに研究をすすめ、例えば暑熱ストレスと行動との関連など、行動が関わる様々な側面を明らかにしていきたいと考えています。

小野木


生命科学セミナー第29回 オーストラリアからの友人来る

 今から25年前、オーストラリアに3ヶ月ほど留学したことがあります。

その当時、キャンベラにあるオーストラリア国立大学の生物科学研究センターには、最先端の技術が集積しており、各地から研究者が集まり、C4光合成研究のメッカでした。

そこで席を隣にしていたOula Granoum博士とRobert Sharwood博士は、それぞれ今は西シドニー大学の教授です。

京都で行われる国際園芸学会に参加されるとのことで、ついでに滋賀の私の研究室に寄ってくれました。私自身、最近は研究テーマを変更しつつあり、C4光合成の国際会議には出ていません。ご無沙汰していましたので、嬉しい再会でした。

まずは牧農場に連れてゆき、Rice Fieldを見てもらいました。乾燥が前提のオーストラリアでは水田は考えられないね、ということで、大変驚いていました。また、この圃場を使った食の循環実習を説明すると、大変気に入ったようで、根掘り葉掘り質問をしてきました。


牧圃場にてセルフィー

9号館に戻って、セミナーをしてもらいました。同様に塩尻研究室にワシントン州立大学から来られた昆虫学の研究者、Claire Winslowさんご一行にもセミナーをお願いしました。




終了後は研究室にて、最近の進展を話し、そして飲みに行きました。行き先は石山駅前の「でんや」。懐かしさ、同じ年頃の同じような悩み、研究以外の趣味の話、家族の話、話は尽きません。

嬉しい時間でした。
(古本)


修士課程中間報告会を開催(農業生産科学モデル)

紹介が遅くなりましたが、6月20日(土)に修士課程2年生による中間報告会を行いました。今年の中間報告会は、昨年よりも2ヶ月以上の前倒しでの実施となりました。この前倒しは、中間報告会での指摘事項を最終的な修士論文へ反映させるための十分な時間を確保する目的で行われたものです。実施を前倒しした分、準備できる研究成果は少なくなってしまいましたが、発表者の皆さんは、これまでに創出した成果の中からそれぞれ工夫を凝らし、発表を組み立てていたのが印象的でした。また、多くの教員や学生の前で発表したことで、これまで自分では気づけていなかった研究上の課題も見つかったのではないでしょうか。冬の修士論文発表会まで残り数ヶ月となりましたが、今回の報告会で明らかになった課題や先生方からの助言を参考に、引き続き有意義な研究を進めていっていただければと思います。皆さま、大変お疲れ様でした。



基礎演習2 キャリア回で先輩の生の声を聞く


 7月16日の基礎演習2(3年生配当科目)では、キャリア回として、先輩の話を聞く時間を設けました。

3年生にしてみると、就職活動を終えた先輩(4年生)がちょうど一年前の今の自分たちの時から就職を決めるまでに、どういったことをして、どう立ち向かったか、振り返ってどうすべきと考えているか、生の声が聞けるレアなチャンスです。

また、3年生のキャリアとしては大学院進学という選択肢もあり、それがどういったものか、いつ進学を決断したのか、どういう決断理由なのか、実際の生活パターンはなど、こちらもM1やM2の学生の生の声を聞けるチャンスです。

修士課程で他大学に進学し、そして博士後期課程で戻ってきた博士課程の先輩の話は、きっとまだ想像もつかない研究の世界を覗いてきた先達の姿を見るようであったことでしょう。

スライドを用意せず、メモ書きだけで話を聞かせた4年生の姿には驚きました。70名近い学生を傾聴させるのは、授業に慣れている教員でもとても難しいことです。3年生のみんなが気になる就活の話というのもあるのでしょう、会場全体がじっと聞いている、そんな様子でした。

3年生たちのキャリア意識の向上にまたとない機会でした。

話を提供してくれた在学生のみなさま、ありがとうございました。

写真はそのうちの1シーンです。

受講者のアンケートの声も最後につけておきます。

受講生1)自分は今のところ院進は考えていないが、院に行った方が就職に有利というのを聞くことが多いので不安だった。ただ、研究室に配属されてから気持ちが変わって院に進んだり、院に行かなくても自分のやりたい仕事に就くことはできることがわかり少し安心した。院での研究もすごく楽しそうで興味が湧いた。

受講生2)貴重なお話をありがとうございました。私は今就職活動を少しずつ進めており、どうしたらいいか分からなかなっていました。家族と、院進すれば研究職じゃなくても、給料は上がるし、より良いところに就職できる可能性も上がるという話をしていました。とりあえず今は就職活動を行いますが、研究室に入ってからもしかしたら院進したくなるかもしれないし、もっと色々とこれから考えていきたいと考えました。

受講生3)最初に修士の方のお話を聞いて、院進学の利点について理解できた。また研究したいことができたり、プレゼン能力をつけることができる所、そして就職するときの自己分析時間とすることができる利点があることを知った。また就職活動の話として、自己分析の仕方や、大学3回生時の動き方などとてもわかりやすく知ることができた。何がしたいのか、何ができるか、その会社との相性も考えることが大切だと理解できた。研究テーマなどが修士の人だと深く、長い時間を使って研究できているため自分の言葉で落とし込んでいて、わかりやすいと感じた。それぞれ院生に進むきっかけは、別々で1人1人違って面白かった。また博士課程という修士の後の学びの場もあることがわかった。またその博士課程での学びにも詳しく話されていてわかりやすかった。博士と修士の差は規模だと考えた。博士まで行くと国内学会や国際学会があり、ある程度自分で1人の研究者として研究をしていくのが必要だと考えた。また学部ではこの大学、修士ではここの大学、博士ではここの大学と変えることもできて、学ぶことも変えれることが知れた。

(古本)



生命科学科の新学科ロゴ決まりました!

 生命科学科では学科独自のロゴマークがあります。

これまでのものは、2023年前期に当時の学生さんら(別役研)がデザインしてくれたもので、生命科学科の(卒研生が分属する)全研究室の研究内容をシンボルにした図柄でした。

旧学科ロゴ(2023年〜のもの)

それ以降、毎年、入門ゼミで学科ロゴ入りバッグとして一年生に配布してきましたが、あれから3年経ち、学科の教員の入れ替わりもあり、図柄が現状と合わなくなっていました。そこで、一つの企画として、この5月に学科ロゴ案を学科関係者から募集して、学科関係者の投票で決めることにしました。

期間も短い中、どれだけの応募があるか心配でしたが3件の応募がありました。多いか少ないか微妙なところでしたが、企画した側としては複数応募があったことで安堵しました。どれもそれぞれ個性的な力作揃いでしたが、学科の学生・院生・教職員らによる投票を経て、現4回生の中川翔太くん(浅水研)の作品が新学科ロゴとして選ばれました!

新学科ロゴ

新たなロゴも、現在の生命科学科で学べる内容がいい感じにシンボル化されて、包括的に含まれた、学科を象徴するものになっているんじゃないでしょうか。早速、このデザインをプリントしたバッグを用意して、今年の入門ゼミで学科1回生に配布されました。

副賞としての新学科ロゴ入りバッグ(入門ゼミ配布品と同等)を手に笑顔の中川くん

中川くんのコメント

「このような名誉あるデザインに選んでいただいて光栄です。このデザインは生命科学科っぽさと親しみやすさ、生命科学の幅広さを意識して作成しました。このロゴを通して、生命科学科の魅力や学びへの思いが多くの人に伝われば嬉しいです。」


生命科学科の教員異動も、この4月の村中先生の着任でちょっと落ち着いたので、今後しばらくの間はこの新学科ロゴを学科シンボルとして使っていきたいと思っています。これまで以上に、いろんな学科イベントやOC等で積極的に利用していく予定です。楽しみにしていてください!


最後になりましたが、今回選ばれた中川くんはもちろん、惜しくも選ばれなかったですが作品を応募してくださった他2名の方々、また、投票してくださった方々、今回の学科企画に参加してくれてどうもありがとうございました!


(別役)





タイ カセサート大学 (Kasetsart University)の学生受け入れプログラム(6/24)

タイ カセサート大学(Kasetsart University)農学部と龍谷大学農学部との学生受け入れプログラム(6/21~6/30)が実施され、その一環として、6/24日の交流会を農学科が担当しました。カセサート大学の学生さん9名と教員1名が参加されました。

農学科プログラムでは、午前中は草津水の森水生植物園を見学し、昼食後琵琶湖周辺を散策しました。その後、滋賀県農業技術振興センターのフィールド見学と講義を受け、活発な質疑応答も行われ、充実した見学となりました。その後、守山芦刈園の紫陽花を見学し、一日の交流会を終了しました。

今回カセサート大学(KU)からの引率の先生は、昨年KUでお世話になった先生で、このような交流プログラムの発展に関するご意見などもお話しでき、また、学生らの活発な参加の様子もみられ、充実した交流会になったと感じました。

                                                            草津水の森水生植物園内


                                              

           滋賀県農業技術振興センターでの講演の様子






           滋賀県農業技術振興センターフィールド見学の様子



                  植物園内の様子




                            Wendakoon S.K.(農学科)

    



入門ゼミでの教員紹介

 生命科学科の授業で、教員紹介が行われました。

14名の先生方が2週にわたり、それぞれの研究内容について紹介してくださいました。

どの先生のお話にも最新の研究成果やデータが盛り込まれており、日々研究活動に情熱を注がれている姿勢が伝わってきます。

1年生向けの入門ゼミということで、先生方それぞれが工夫を凝らし、研究の面白さや魅力を伝えてくださいました。







受講した学生の感想を一部ご紹介します。 


「どの研究室に入りたいか考える良いきっかけになった。また、先生方の笑いが絶えない様子から生命科学科は研究室と明るい雰囲気なのかなという印象を受けた。」

「内容はすごく難しくて堅いものだと思っていたが、どの先生もユーモアがあって馴染みのあるものから話を広げていって専門的な話をされていて面白かった。67年に一度や120年に一度の植物などに興味が湧いた」

「ナスの花は綺麗だと思って覚えていたのですがバラみたいに茎に棘があるものは知っていても、葉に棘があるものはじめて見たので驚いたしなぜ葉にあるのか疑問に思いました。」

「同じ植物の研究でも、視点が違うと研究方法がたくさんあることを知ることができた。研究の対象にシロイズナズナを使われている研究が二つあり、シロイズナズナが選ばれやすいのはなぜか気になった。どの研究でも交配が基盤になるので、遺伝情報の算出方法や実験方法など、自分にできることは今から取り組むべきだと思った。」

「浅水先生の線虫への愛が強烈だった。村中先生が情報生物学の意志を継いだ相手の永野先生がどんな人か気になった。増永大見の壮絶な人生を聞いて衝撃を受けた。」

「どの先生の話もとても興味深かったです。特に阪中先生の腸内細菌叢の話や、土岐先生の小型のCRISPR-Cas9の話が私の興味のある分野に近く、大変勉強になりました。また、中田先生の鉱物の話が私が今まで触れたことのない分野の話で非常に興味深かったです」

「数理モデルで開花期の予測ができるのが面白いと感じた。植物の匂いに興味を持った。」

「西方の言語と生物の昆虫に、興味を持ちました。二年になったら受けようと思います。西方では好きな漫画の元になったものもあり気になった」

「今回の教員の研究紹介を通して、特に生物と鉱物の関係という話が印象に残った。私自身、先生と同様に石が小さい頃から大好きなので、バイオミネラリゼーションや長石という話はとても面白いと感じた。京都を訪れる機会は比較的多いので、石の博物館を見てみたい。また、プラナリアも好きなので、今回の研究紹介も聞いていてとても楽しかった。」

「鮒ずし食べたい。ビワオオウズムシ見たい。先生方の研究全部一目見たい。」

「私は龍谷大学の研究する環境に心を打たれて志望校にしました。高度な顕微鏡をはじめとする研究設備を使えるのが楽しみです。」


(辻村)


海外農業体験実習 ハワイ 始動(ガイダンス)

 今年も夏にハワイに6名の学生を引率し、ハワイ島の農業を体験する実習を行います。

5月9日に初回ガイダンスを行いました。「実習の概説」、「事前学習でするべきこと」、現地で案内していただく長谷川さんとオンラインで繋いで「ハワイ島の自然史」についての解説を受けました。

ハワイ島はハワイ諸島のうちの最大の島で、四国の半分ほどの面積です。火山活動でできた島でハワイ諸島の中ではもっとも若い島です。

溶岩でできた大地、雨と波でできている地形、溶岩の流れた後からの植物の遷移の様子、ポリネシア人がハワイに辿り着いて以降の自然変化(もう少しはっきりいうと人による自然破壊)、などを教えてもらいました。

ハワイというと楽園のイメージが強いのですが、人が農業をすることで得られること・失われること、が明瞭な土地でもあります。

今年から開催時期が隔年になったり、事前での英会話教育について学内のリソースを利用したりとか、これまでとは変わってきています。訪問先でも、ハワイ短期大学の「Farm to Table」をコンセプトにしたゼミとのコラボレーションも始まることになり、これまでとは違ったより充実した実習にしたいと思っています。

事前学習にご協力くださいました長谷川さん、ありがとうございました。現地でもよろしくお願いします。

昨年の実習での宿泊地からの風景

オンラインでの話し合いの様子
(古本)