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京都府立桂高校でアグリカフェを開催!「食物アレルギー×遺伝子組換え」で考える未来の食

 龍谷大学農学部では、高校生の皆さんに「食」や「農」を身近に感じてもらう取り組みとして「アグリカフェ」を開催しています。アグリカフェの特徴は、ひとつのテーマを「2つの異なる専門視点」から掘り下げ、対話や体験を通して双方向で深めていく点にあります。今回は食品栄養学科の楠先生(食物アレルギー)と農学科の三柴(遺伝子組換え技術)が京都府立桂高校にお邪魔し、「食物アレルギーのない世界へ ~遺伝子組み換えから考える~」というテーマで実施しました。

まず楠先生から「アレルギーはなぜ起きるのか」という医療・免疫の視点を解説し、続いて三柴から遺伝子組換え技術により「アレルゲンを作らない作物」をつくる方法論や安全性評価ついて説明しました。後半は、ロールプレイ型のワークショップを実施しました。「アレルギーにならない遺伝子組換え食品を学校給食に導入すべきか?」という問いに対し、参加者には「重度アレルギーの子を持つ保護者」「学校給食の栄養士」など、異なる立場になりきってもらい、それぞれの立場からの意見を付箋に書き出して議論してもらいました。単なる「賛成・反対」にとどまらず、当事者として真剣に議論する姿が印象的でした。今回の体験を通して、先端技術の可能性だけでなく、技術が社会に届くまでの課題や対話の大切さを感じ取っていただければ幸いです。


(三柴)


イシクラゲを研究する中学生が研究室を訪問!

 探究活動でイシクラゲの研究に取り組んでいる大阪教育大学附属平野中学校3年生の生徒さん2名が、研究室を訪れてくれました。

 まずはイシクラゲについて簡単に説明した後、実際に培養しているイシクラゲを見てもらいました。2人ともとても熱心で、次々と質問が飛び出し、自分たちの研究に何とか生かそうとする姿勢がとても印象的でした。

 その後は、これからの研究の進め方についても一緒に相談しました。少しでも今後の研究のヒントを持ち帰ってもらえたなら、私たちもうれしく思います。

 イシクラゲは、身近なところにいるのに、意外と知られていない不思議な生き物です。そんなイシクラゲに興味を持って研究してくれる中高生がいることは、とてもうれしいことです。

 今回の訪問をきっかけに、2人の研究がさらに深まっていくことを楽しみにしています。そして、これからもイシクラゲをきっかけに、中高生の「なぜ?」「どうして?」という探究心が広がっていくことを願っています!

植物栄養学研究室 玉井


 



海外農業体験実習 ハワイ 6日目

6日目はまず本派本願寺ヒロ別院で日曜礼拝に参加しました。

ハワイ島は日系移民の方々が多く、特に一世の方々は大変苦労されたと聞きます。彼らの心の拠り所として浄土真宗が深く根付いています。ハワイで浄土真宗の開教が始まったのが1889年。ヒロ別院はその年に創建された寺院の一つで、今日まで多くの日系移民の方々によって大切に護持されてきました。

ヒロ別院の代表(輪番)高橋さんは龍谷大学文学部の卒業生で、今年も笑顔で我々を迎えてくださいました。日本では全くお寺にお参りしない私が、ハワイで毎年のように礼拝しているのはおかしな話です。

ヒロ別院の参拝を済ませた後、ファーマーズマーケットとビッグアイランドキャンディーズに立ち寄ってお土産などを物色しました。古本先生は、この後で訪れるパホアの日本人墓地にお供えするお花を買われていました。

午後、パホアの日本人墓地の参拝を行いました。

この墓地は1900年ごろ広島や熊本などから移住した人々により開設されました。ところが2014年のキラウェア火山活動による溶岩流によって墓地のかなりの部分が溶岩に飲み込まれてしまいました。奇跡的に埋没を逃れた墓石が、今は冷え固まった溶岩流の間に立っているのを見ると心が絞めつけられる思いです。

お墓参りの後は日系移民三世の佐東さん宅にお呼ばれされ、昼食をごちそうになりました。学生達も日本語がある程度話せる方と日本語と英語交じりの会話で和んでいました。

佐東さん宅を後にし、プナ本願寺に向かいました。こちらもヒロ別院に負けないくらいに大きなお寺です。代表の富岡さんもまた龍谷大学国際文化学部のご出身で、非常に親身にご対応していただきました。

広い境内にはインドボダイジュ(お釈迦様がその樹の下で悟りを開いた)の大木があり、近くで見ると圧倒されました。先日、瀬田キャンパスにもインドボダイジュがやってきましたが、こちらは鉢植えで1mほど。プナ本願寺のサイズになるのはいつの日のことでしょうか。

ハワイ実習はこれですべてのプログラムを終えました。途中、少々熱が出てしまい、アクティビティに参加できない日もあった学生もいましたが、最後は全員元気にヒロ空港から帰国することができました。

ハワイ島でのプログラムにご協力いただいた関係者の皆様のご尽力で今年も充実した実習を行うことができました。この場を借りて深く御礼申し上げます。(岩堀)

海外農業体験実習 ハワイ 5日目

5日目は湿地再生のボランティアに参加しました。

かつてハワイ島ではハワイアン達が沿岸部を石垣で囲い、そこで魚の養殖をしていました。そのような養殖はこの数十年ですっかり廃れてしまい、現在は放置状態の湿地に外来種の草が生い茂っています。この雑草を引き抜いて湿地を再生し、水鳥たちの楽園に戻すことがこのボランティア活動の目的です。

ハワイ実習のドライバー兼ネイチャーガイドの長谷川さんは、このボランティア活動を行うNPO法人の代表でもあります。他の参加者の方々と共にお昼まで活動を行いました。

目の前には広大な雑草地が広がっており、この草がなくなる日が来るのだろうかと呆然と見つめていた私達ですが、ハワイのことわざ「ʻAʻOHE HANA NUI KE ALU ʻIA.(みんなで取り組めば、大きな仕事も成し遂げられる)」を胸に頑張りました。

9時の開始時にはかなり雨が降っていましたが、1時間ほどすると天気は回復、今度はハワイの暑い日差しが戻ってきました。学生達は腰まで泥に沈みながらも雑草を根こそぎ掘り採る作業を続けました。

昼食後は過酷な労働のご褒美として、少しだけ海水浴を楽しみました。地元の人々でにぎわうローカルな入江のビーチ(と言ってもほとんど砂浜はありません)はとても青く美しく、学生たちは迷い込んできたウミガメを写真に収めていました。(岩堀)

修士課程中間報告会を開催(農業生産科学モデル)

紹介が遅くなりましたが、6月20日(土)に修士課程2年生による中間報告会を行いました。今年の中間報告会は、昨年よりも2ヶ月以上の前倒しでの実施となりました。この前倒しは、中間報告会での指摘事項を最終的な修士論文へ反映させるための十分な時間を確保する目的で行われたものです。実施を前倒しした分、準備できる研究成果は少なくなってしまいましたが、発表者の皆さんは、これまでに創出した成果の中からそれぞれ工夫を凝らし、発表を組み立てていたのが印象的でした。また、多くの教員や学生の前で発表したことで、これまで自分では気づけていなかった研究上の課題も見つかったのではないでしょうか。冬の修士論文発表会まで残り数ヶ月となりましたが、今回の報告会で明らかになった課題や先生方からの助言を参考に、引き続き有意義な研究を進めていっていただければと思います。皆さま、大変お疲れ様でした。



タイ カセサート大学 (Kasetsart University)の学生受け入れプログラム(6/24)

タイ カセサート大学(Kasetsart University)農学部と龍谷大学農学部との学生受け入れプログラム(6/21~6/30)が実施され、その一環として、6/24日の交流会を農学科が担当しました。カセサート大学の学生さん9名と教員1名が参加されました。

農学科プログラムでは、午前中は草津水の森水生植物園を見学し、昼食後琵琶湖周辺を散策しました。その後、滋賀県農業技術振興センターのフィールド見学と講義を受け、活発な質疑応答も行われ、充実した見学となりました。その後、守山芦刈園の紫陽花を見学し、一日の交流会を終了しました。

今回カセサート大学(KU)からの引率の先生は、昨年KUでお世話になった先生で、このような交流プログラムの発展に関するご意見などもお話しでき、また、学生らの活発な参加の様子もみられ、充実した交流会になったと感じました。

                                                            草津水の森水生植物園内


                                              

           滋賀県農業技術振興センターでの講演の様子






           滋賀県農業技術振興センターフィールド見学の様子



                  植物園内の様子




                            Wendakoon S.K.(農学科)

    



農学科・土壌研の研究が論文になりました

Moriizumi, M., Inoue H., Suzuki, K., & Ae, N. (2026) Dissolution of “sparingly soluble phosphates” in soil by polyacrylic super absorbent polymers. Discover soil, volume 3, article number 98 https://link.springer.com/article/10.1007/s44378-026-00232-x




リンは作物の必須元素ですが、限られた資源であり、日本のリン肥料のほぼ100%が輸入に頼っています。リン肥料は作物の利用率も低く、作物に吸収されなかったリンは土壌中のAlやFeと結合して難溶解性になって蓄積しています。この難溶解性リンが高吸水性樹脂(SAP;おむつに入っている吸水ポリマー)を使って、溶解できることが分かりました。土壌に蓄積されたこれまで利用するのが難しかった難溶解性リンを利用することによって、リンを減肥できるようになり、環境中のリンの循環が可能になります。限られた資源「リン」を上手に循環させて使うことは、「持続可能な社会」の構築に向けた第一歩となるでしょう。

(土壌研・森泉)




農学科 土壌研+植物病理学研の研究成果が論文になりました

Kurosawa, I., Moriizumi, M., Suzuki, K., Hirayama, Y., & Ae, N. (2026). Quantitative assessment of soil fungistasis in Fusarium oxysporum–infested soils using induced polygalacturonase activity. Rhizosphere, 101344.

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2452219826000893





レタス畑(長野県)


フザリウム病は、フザリウム菌が常在菌であるため、菌密度と実際の発病程度の関係を捉えるのが難しい土壌病害です。今回、土壌のポリガラツクロナーゼ誘導活性を用いてフザリウム病を評価しました。この方法では、土壌数グラムを用いて5日間で「病気が出やすい土かどうか」を評価できます。「健全な土壌とは何か」というテーマに挑戦中です。

(土壌研・森泉)

海外農業体験実習 ハワイ 始動(ガイダンス)

 今年も夏にハワイに6名の学生を引率し、ハワイ島の農業を体験する実習を行います。

5月9日に初回ガイダンスを行いました。「実習の概説」、「事前学習でするべきこと」、現地で案内していただく長谷川さんとオンラインで繋いで「ハワイ島の自然史」についての解説を受けました。

ハワイ島はハワイ諸島のうちの最大の島で、四国の半分ほどの面積です。火山活動でできた島でハワイ諸島の中ではもっとも若い島です。

溶岩でできた大地、雨と波でできている地形、溶岩の流れた後からの植物の遷移の様子、ポリネシア人がハワイに辿り着いて以降の自然変化(もう少しはっきりいうと人による自然破壊)、などを教えてもらいました。

ハワイというと楽園のイメージが強いのですが、人が農業をすることで得られること・失われること、が明瞭な土地でもあります。

今年から開催時期が隔年になったり、事前での英会話教育について学内のリソースを利用したりとか、これまでとは変わってきています。訪問先でも、ハワイ短期大学の「Farm to Table」をコンセプトにしたゼミとのコラボレーションも始まることになり、これまでとは違ったより充実した実習にしたいと思っています。

事前学習にご協力くださいました長谷川さん、ありがとうございました。現地でもよろしくお願いします。

昨年の実習での宿泊地からの風景

オンラインでの話し合いの様子
(古本)


修士論文報告会を開催しました(農業生産科学モデル)

 2月3〜4日の二日に渡って、7号館講義室2で農業生産科学モデルの修士論文報告会が開催されました。食農科学専攻修士課程を修了するにあたって、農業生産科学モデルで学んだ19名が、この2年間の研究成果を修士論文としてまとめて、その内容を報告して質疑応答を行う場です。



研究科長の神戸先生のご挨拶から開始しました。19名の発表者は、それぞれスーツに身を包んで、緊張の面持ちながらも、みなさん堂々と素晴らしい発表を行なってくれました。



農業生産科学モデルは、学部で言うと生命科学科と農学科に該当する研究室から構成されていて、それぞれの学科内でも多彩な研究室が存在しているのですが、それが2学科分となると、さらに多種多様な研究トピックが次々と出てきます。そんな両学科の教員や学生が集う場になりますが、教員はもちろん、学生からもさまざまな質問が飛び交い、非常に盛り上がった質疑応答となりました。一方、2学科が集うことで、発表者にとっては普段考えたことのないような角度からの質問もあったと思いますが、19名それぞれがこの2年で学んだことをもとにしっかりと自分の考えを述べて質疑応答を行なっていたのが印象的でした。



この報告会は学部生にも開放されていることから多くの学部生も聴講参加していましたが、卒論発表会などの学部イベントではあまり聞かないような他学科の研究内容に触れることができる良い機会となったのではないでしょうか?



最後に、両学科の学科主任(生命:古本先生、農学:尾形先生)からご講評を頂いて、無事、盛会のうちに終了しました。また、これも例年のことなのですが、今回の運営は全て農業生産科学モデルの院生と研究生、そして一部、両学科の学部4年生によって行われました。特に座長をつとめてくれた松本くん、北田くん、竹口くんは、堂々とした座長ぶりで質疑に十分時間をとりつつもほぼ時間通りの素晴らしい進行でした。運営を手伝ってくださったみなさん、どうもありがとうございました。



今回発表を終えられた19名のみなさんが、この修士課程の経験を活かして社会でご活躍されることを期待しています。また、この会を聴講していたM1生や学部生が、19名の発表に刺激を受けて、来年、再来年とさらに活発な研究活動を行なってくれることも期待しています!


(別役)





タキイ種苗の研究農場を訪問しました

 11月21日に、滋賀県湖南市にあるタキイ種苗の研究農場を訪問しました。

前々日まで品種の展示会を開催されており、その会場を学生と一緒に見学させて頂きました。


まず最初に、タキイ種苗の歴史と、同社が業界に大きなインパクトを与えた代表品種についてお話を伺いました。
「桃太郎」(トマト)や「向陽2号」(ニンジン)、「サンリッチ」(ヒマワリ)といった品種がどのように生まれたのか、非常に興味深い内容でした。


かつてトマトは、流通や店頭に並ぶまでの日数を考慮して青い状態で収穫されていたそうですが、「桃太郎」は赤く熟した状態でも過熟しにくく、食べ頃を維持できる画期的な品種だったとのことです。
このおかげで、それまでの「トマト=青臭い」というイメージが大きく変わり、完熟の赤いトマトを日常的に楽しめるようになりました。


「品種で食卓を変えていく」という言葉が、とても印象に残りました。


このお話を聞いたあとに見学したトマトハウスは圧巻でした。




初代「桃太郎」と最新品種が同じハウス内で並んで栽培されており、草丈や果実の大きさ・形、色づきなど、現行品種の仕上がりの良さがひと目で分かりました。

育種の積み重ねと技術の進化を実感できました。


広大な農場(70hもあるそうです!)では、品目ごとに多くの野菜が植えられており、品種による差異がわかるように育てられていました。

品目特有の病気への抵抗性や、育てやすさ(さらには採種効率の良さ!)に加えて、白ネギの分げつ具合、ダイコンの青首程度、ニンジンの作型の違いやホウレンソウの葉形などなど・・・。

品目ごとの改良ポイントを伺っていると、面白くて時間を忘れるほどでした。



同行した学生たちは、ブリーダーの方々が生き生きと仕事の話をされる姿に大きな刺激を受けたようでした。

地上部がミズナで地下部がカブというユニークな品種(ミズナもカブも Brassica rapa という同じ種なので可能)が、ブリーダーのアイデアから生まれたことにも驚いていました。
また、生産現場で予想外の生育が起きた際には、生産者の元へ足を運び説明されることもあるなど、ブリーダーの仕事が非常に多様であることも学ばせていただきました。


学生たちにとって、勉強になったのはもちろんですが、「とても面白かった!」と話す姿から、見学を心から楽しんでいたことがうかがえました。



対応して頂いたタキイ種苗研究農場のみなさま、ありがとうございました!




                                     (辻村)









広島学院中学校・高等学校「新聞部の新聞」に掲載されました!

 


広島学院中学校・高等学校の新聞部の皆さんから「イシクラゲ」について教えてほしいという連絡があり、オンラインで取材を受けました。この度、校内新聞が完成したということで新聞を送ってくださいました。

新聞部の皆さんは、好奇心が旺盛でオンラインでの取材中も活発に質問をしてくださいました。顧問の先生のお話では、取材を終えた今でも、部員の間ではイシクラゲの話題で盛り上がっているそうです。

また、広島学院中学校・高等学校はキリスト教のイエズス会を母体とした学校ですが、私が浄土真宗の僧侶ということで仏教の話も聞きたいという依頼がありました。仏教を説明した話にも高い関心を持っていただき、誌面を大きく使っていただいています。

様々な事柄に興味を持ち、それを探求する生徒たちの姿勢には感心させられました。今後も可能性に満ちた生徒たちをサポートしていきたいと考えています。

(農学科 植物栄養学研究室 玉井)


京都・花山天文台を見学しました

生命科学科と農学科で開講している地学実験の授業で、京都大学の附属施設である花山(かざん)天文台を、昨年に続き今年も見学させていただきました。花山天文台は大学天文台として国内で二番目に古い歴史があり、特に太陽系天体の観測的研究で世界水準の成果をあげられています。また、設立当初から一般市民への天文教育の普及活動も盛んで、アマチュア天文学の聖地とも呼ばれています。当日は前天文台長の柴田先生をはじめ、研究職の方々が施設を丁寧に案内してくださり、見学時間中に(運良く!)観測された太陽フレアのデータや、太陽の分光スペクトル観測望遠鏡、迫力ある45cmの屈折赤道儀(著名人のサインもあります)など、大変興味深く見聞きしました。

天文分野は理科教育においても重要な位置づけのため、理科の教職課程を受講している学生らにとって貴重な体験学習となりました。今回得られた知識は、今後の授業でおこなう天体観測実習でも活かされることと思います。花山天文台の皆さま、お忙しい所ありがとうございました。(中田)




2年生の実習が始まりました

生命科学科と農学科では、2年生後期に開講されている基礎実習がスタートしました。

最初の生物学実習は「昆虫採集」(主担当:塩尻先生)です。この日はまず昆虫採集における目的や意義、基本的な採集法(スウィーピングなど)を学び、堂農場(畑)と龍谷の森(森)の2カ所でそれぞれどのような昆虫が見つかるか予想を立てた後、班ごとに採集をおこないました。次回は採集した昆虫の同定と顕微鏡観察、スケッチをします。
まだ残暑を感じる天候でしたが、皆とても積極的な姿勢で取り組んでいました。



後期の実習(引き続き3年生前期も実習はありますが)頑張りましょう。(中田)

園芸学会令和7年度秋季大会

 9月20日から22日に高知大学朝倉キャンパスで園芸学会令和7年度秋季大会が開催されました.龍谷大学からは植物育種学研究室から1名,花卉園芸学研究室から2名,野菜園芸学研究室から4名が発表しました.



 植物育種学研究室の発表者はM1の廣島さんで「シーベリーの無菌発芽および組織培養における諸条件の検討」について,花き園芸学研究室の発表者はM1の里見さんと疋田さんで,それぞれ「異なる波長の光が絶滅危惧種ラン科植物の発芽と初期成長に及ぼす影響」と「カルス培養を利用したチューリップの大量増殖系の確立に関する研究」について発表しました.野菜園芸学研究室の発表者はB4の木本さん,前田さん,M1の平山さんとM2の永井さんで,B4の二人はポスター発表,平山さんと永井さんは口頭発表でした.皆さん,発表はとても緊張したと思いますが,学会という専門家が集まる場で発表できたこと自体が大きな経験です.この経験を自信に変えて,今後の卒業論文や修士論文の研究に取り組んでもらえればと思います.



 野菜園芸学研究室の滝澤は22日の産地見学にも参加しました.見学場所は3カ所で,高知市三里園芸部花き部会生産者(グロリオサ)→農業技術センター(野菜・花きの試験ハウス見学)→新田農園(ナス)でした.普段は見ることができない場所を視察できただけでなく,実際に栽培されている現場の方のお話を聞くことができ,非常に勉強になりました.

グロリオサの写真

 高知県では天敵の利用が広く普及しており,農業技術センターや新田農園さんでもコナジラミやアザミウマの天敵であるタバコカスミカメが導入されていました.写真はバンカー植物のクレオメとゴマで,ここでタバコカスミカメを増やすそうです.龍谷大学の温室でもコナジラミとアザミウマの防除が問題になっていますので,試しに導入してみたいと思います.


左:クレオメ,中:ゴマ,右:ナスの圃場

野菜園芸学研究室 滝澤