イシクラゲを味わう?


空き地や運動場の端で、雨になると突然大量に発生するワカメのような謎の生物。その正体は、ネンジュモ属の陸生シアノバクテリア(ラン藻類)の一種「イシクラゲ」。実は、滋賀県長浜市の姉川周辺では「姉川クラゲ」として古くから食べられていました。また、先行研究により、イシクラゲには健康に良い成分が多く含まれていることが報告されています。「それならば、一度食べてみよう!」ということで、5月19、26日(金)の入門ゼミでトライしました。堂農場(農学部研究用農場)の近くでイシクラゲを採取し、キレイに水洗いした後、さっと湯がいてポン酢でいただきます。味は…無味無臭…?食感は良いけれど、不味くもなく、美味くもない。ただ、逆に他の食材の邪魔をしないため、活用次第では、新たな健康食品の開発につながる可能性を感じました。
text & photos: Tesshu Tamai


植物生命科学科新入生歓迎会

 初めは山を越えて農場へ行くと聞いて不安でしたが、山を越えるととても綺麗な景色が広がっていて長い道のりも苦になりませんでした。
到着すると牧地区の自治会長や住職からのお話を聞き、牧地区で収穫したお米を炊いたご飯、先輩たちが朝早くから作ってくれた豚汁などを頂きました。とても美味しかったです。
お昼ご飯を食べたあと、チームに分かれ、クイズ大会をしました。同じチームになった人とは今まで全く話したことはありませんでしたが、クイズ大会が終わる頃には仲良くなっていました。この農場見学で同じ学科内にたくさんの友達が出来ました。

植物生命科学科 1年 中西遼





土壌医検定合格おめでとう!


土壌学ご専門の森泉先生から、土壌医検定にチャレンジしている学生がおり、合格者も出ているとの情報をいただきました。資源生物科学科には現在のところ、2級合格者が1名、3級合格者が3名います(いずれも報告があった3回生のみ。植物生命からも3級合格者1名報告あり)。この検定は、通常は農業関係企業・団体などの職員の受験が多く、前回2級試験の合格率は29%とかなり狭き門でした。本学科助手の吉村さんは1級をお持ちで、牧農場などで「土壌医」としても活躍されています。2級の「土づくりマスター」、3級の「土づくりアドバイザー」の皆さん、合格おめでとうございます。習得した知識や技術を就職先などで活用されることを期待しています。
photo & text: Ikuko Sasaki

ラ・コリーナ近江八幡の水田で、学生や留学生が田植え

5月21日、近江八幡北ノ庄にあるラ・コリーナの水田での田植えに、植物生命科学科と資源生物科学科の3年生と留学生の総勢20名が参加しました。この水田はすべて手植えを行っています。今ではまったく見ることもなくなった「田植え枠」を転がし、4人1組で植えていきました。水田に入るのは初めてという留学生も、最初は転びそうになっていましたが、徐々に慣れ、楽しそうな様子でした。昼食をはさんで午前、午後とも2時間程度で、日中は30℃近くにまで気温が上がりましたが、熱中症になることもなく無事に終了しました。秋の稲刈りが楽しみです。
text & photo: Hiroya Higuchi

「ビール・ゲーム」を体験しました

5月19日(金)の入門ゼミの時間に、3組(宇山担当)・5組(竹歳担当)合同で、「ビール・ゲーム」という生産流通ビジネス・ゲームを体験しました。このゲームは、ビールの生産と流通にかかわる業者になって、生産から流通各段階での仕入れや販売のビジネスをシミュレーションするというもので、アメリカ・マサチューセッツ工科大学ビジネススクールで考案されたものです。

甲南大学経営学部の加茂祐子ゼミの3回生たちに指導してもらいながら、4チームに分かれて、”適切な在庫の確保”や”受注残の最小化”を目指してプレーしました。慣れてくると次第に白熱してきましたが、各段階の意思決定が遅れを伴ってその他の段階に影響するため、在庫がなくなったり、逆に膨れあがったりと、各チーム結構苦戦していました。終了後はピザを食べながら、ゲームの結果を振り返りつつ歓談しました。

経営の意思決定の難しさやその影響の複雑さを楽しみながら学べ、ゼミ生同士の懇親にもなった入門ゼミの時間でした。(竹歳)






百人田植えに参加しました




5月14日守山市内で行われた「百人田植え」に農学部、社会学部の学生・教員13名が参加しました。これは農学部と包括連携協定を結んでいるJAおうみ富士と開発営農組合が主催する農村と都市の交流イベントです。この日は天気に恵まれ約200人の参加がありました。日焼けするほどの日差しのなか、水を張った田んぼに入って楽しく田植えをしました。心地よく汗をかいた後は、美味しいおにぎりをご馳走になりました。初めて田植えを体験する新入生から、スタッフとして準備段階からイベントを支える3回生までいて、学生の成長と地域との関わりを実感しました。秋には稲刈り体験が予定されています。多くの学生の参加を期待しています。(淡路、坂梨)







瀬田キャンパス内に食虫植物!

5月12日(金)、「入門ゼミ」において、瀬田キャンパス内にある通称「築山(つきやま)」を探検しました。この築山には、希少植物である「トウカイモウセンゴケ」という食虫植物が生息しているらしいのですが、実物を見たことはありませんでした。そこで、学生たちと共に「トウカイモウセンゴケ」を探すことに。ヤブの中に分け入り、目を皿のようにして探しても、なかなか見つけることができません。制限時間もせまり、誰もがあきらめかけたその時…ついに発見!!こんな身近に食虫植物が生息していることに感動しました。

text & photo: Tesshu Tamai

植物生命1回生を対象に新入生歓迎会を実施

4/22(土)
植物生命一回生を対象に新入生歓迎会を兼ねた実習を行いました。
企画は三回生が考えました。

まず大学に10時半集合で、そこから牧の圃場までウォーキング。峠を越え…畑を越え…一時間ほどで到着しました。そこで牧地区の自治会長や住職からのお話がありました。
昼は、この牧地区で収穫されたお米を、牧地区の方がお釜で炊いてくださった白飯、3回生が材料を切り作った豚汁、圃場でとれたレタスを使ったサラダやサークルで作った一味を頂きました。
美味しいご飯でお腹いっぱいになったあと、豪華商品をかけてクイズ大会を開催しました。
ランダムにチーム分けしましたが、クイズがおわった頃にはすっかり打ち解けていました。
そのあとは、牧の圃場についての説明がありました。一回生後期から実習で使う圃場です。そのときは徒歩ではなく、バスを使います

この入門ゼミ遠足は今回で二年目です。後輩が先輩に学科のことを聞いたり、交流が出来るこの実習が植物生命学科の伝統になればと思います。

植物生命学科三回生  畑 雄一朗




守山市での農業体験活動

農学部と包括連携協定を締結しているJAおうみ富士と開発(かいほつ)営農組合に定期的に通い、農業体験を通じて農と食を知る「びわっ子みらいプロジェクト」の活動をしている学生グループがあります。4月23日は、土つくりとトマト栽培について学びました。
只今、「びわっ子」では、活動を広げるために仲間を募集しています。場所は、守山市のファーマーズマーケット「おうみんち」です。農協や営農組合の方々から指導を受けながら楽しく農作業をしています。
また、5月14日(日)には、「百人田植え」のイベントがあります。詳しくは農学部の掲示板をご覧ください。「びわっ子」のメンバーはサポーターとして活躍を期待されています。
興味のある方は、淡路または坂梨までご連絡ください。 (淡路・坂梨)


4月23日トマトハウスにて
 
昨年の百人田植えのひとコマ











みんぱくの特別展に協力しました

2017年3月9日、国立民族学博物館(みんぱく、吹田市)の開館40周年記念特別展
「ビーズーつなぐ・かざる・みせる」の開幕にあたり、展示資料を提供し、図録の執筆に協力しました。

この展覧会では、世界で広く利用されているビーズをとりあげ、素材や用途のひろがり、その魅力を紹介しています。

今回協力したのは、2階東南アジアのコーナー。民族植物学の立場から、ビーズ素材となるジュズダマ属植物について研究してきた成果を活かし、衣服や装飾品などの実物資料を通じて、植物利用の文化についてお伝えしています。

開催期間は6月6日(火)まで。
アクセスや開館時間などの詳細は、みんぱくHPでご確認ください。(落合)

資源生物科学科交流会

4月28日(金)1講時目に、資源生物科学科の新入生を対象とした学科交流会が開催されました。新入生と教員、本学科3回生の有志が一堂に会し、お菓子を食べ、ジュースを飲みながら、楽しく交流を深めました。本年度は、3回生がクイズ大会を催してくれ、成績上位3チームには豪華な賞品が贈呈されるなど、大いに盛り上がりました。学生・教員が一丸となり、今後ますます資源生物科学科が盛り上がっていくことを予感させる、そんな交流会でした。
text: Tesshu Tamai
photo: Hiroshi Ueno