空き地や運動場の端で、雨になると突然大量に発生するワカメのような謎の生物。その正体は、ネンジュモ属の陸生シアノバクテリア(ラン藻類)の一種「イシクラゲ」。実は、滋賀県長浜市の姉川周辺では「姉川クラゲ」として古くから食べられていました。また、先行研究により、イシクラゲには健康に良い成分が多く含まれていることが報告されています。「それならば、一度食べてみよう!」ということで、5月19、26日(金)の入門ゼミでトライしました。堂農場(農学部研究用農場)の近くでイシクラゲを採取し、キレイに水洗いした後、さっと湯がいてポン酢でいただきます。味は…無味無臭…?食感は良いけれど、不味くもなく、美味くもない。ただ、逆に他の食材の邪魔をしないため、活用次第では、新たな健康食品の開発につながる可能性を感じました。
text & photos: Tesshu Tamai