武田薬品京都薬用植物園に見学に行きました

基礎演習Ⅱの学外演習の一環として、武田薬品工業京都薬用植物園を訪問しました。

まず、松岡園長から薬用植物園の歴史や概要についてお話を頂きました。絶滅危惧種を含め膨大な植物種を維持管理なさっているとのことでした。

 その後、太田様にご案内頂き、実際に植物園を見学させて頂きました。植物を見せて頂くばかりではなく、植物の味や香りなど貴重な体験をさせて頂きました。

 お世話になった武田薬品工業株式会社京都薬用植物園の皆さまに厚くお礼を申し上げます。
(島・永野)

コーヒー工場とコーヒー博物館の見学

2019年5月21日、食料農業システム学科の竹歳ゼミ3回生10名が、UCC六甲アイランド工場とUCCコーヒー博物館の見学を行いました。

UCC六甲アイランド工場では、レギュラーコーヒーの生産ラインを見学したほか、焙煎とブレンドによる味の違いを体験しました。UCCコーヒー博物館では、コーヒー生産や飲用方法の歴史や世界のコーヒー文化について展示から学びました。

ゼミでは現在、コーヒーの歴史・文化に関する本をテキストとして読んでいますが、焙煎・包装の現場や展示などを見ることで、コーヒーについて具体的かつ多角的に理解することができました。(竹歳)

コーヒー豆の違いについての説明

ブレンド体験

麻袋にコーヒー豆が60kg

展示

卒論研究を論文として公表

 資源生物科学科応用昆虫学研究室第1期生の卒論研究の内容が、関西病害虫研究会報に掲載され公表されました。原著論文「ホソハリカメムシ越冬後成虫の生存日数と産卵能力(礒見・野中・山内・樋口)」と短報「滋賀県におけるホソハリカメムシの年間世代数(川東・中川・二軒谷・樋口)」の2報で、イネに斑点米被害を引き起こすホソハリカメムシについて、越冬終了直後の成虫の生存日数と産卵能力、滋賀県における世代数について調査した結果をまとめたものです。これらの研究内容を引く次ぐかたちで、4年生も研究に取り組んでいます。さらに興味あるデータが揃いつつありますので、研究の今後の展開が非常に楽しみです。(樋口)

論文投稿(龍大農×ハウス食品 製品開発プロジェクト)


一昨年度、ハウス食品(株)様と共同で行いました「龍大農×ハウス食品 スパイスを使用した製品開発プロジェクト」において、「納豆チーム」が農学部学部長賞を受賞しました。このチームがプロジェクトを進めた過程をまとめた論文が、Journal of Microbiology & Biology Educationに掲載されました。

納豆チームは、スパイスの添加によって、納豆臭を改善し、より市場性の高い納豆を開発しようと考えました。彼らは、用いたスパイスのうち、特に、レモングラス(Cymbopogon citratus)に納豆の臭いをマスキングする効果があることに気付きました。食味試験の結果、レモングラス入り納豆は、納豆嫌いの人でも食べやすいことが分かりました。微生物の関与する食の問題解決が、納豆チームに参加したみなさんの自主的な学習意欲向上に結びつきました。

「納豆チームの製品開発プロジェクト」の様子


(吉山洋子)

コムギ遺伝資源についてフィールドワークしました

2019年5月18日、食料農業システム学科落合ゼミの3回生7名と4回生1名が、京都大学大学院農学研究科栽培植物起源学分野研究室(向日市物集女)を訪れ、全員参加型フィールドワークをおこないました。


太田淳士先生に解説をいただき、コムギ遺伝資源の保存収集事業について、その現場での実践や活動の意義について学びます。圃場では、パンやパスタの原料となるパンコムギやマカロニコムギを中心に、その他のコムギ属栽培植物や近縁野生種の実物を観察しました。



院生の研究紹介。フィールドノートにメモを取ったり、植物の撮影をしたり。


標本室では、ムギ類の穂の標本や押し葉標本、研究史資料をみせていただきました。



寺内良平先生の植物と微生物の共進化に関するレクチャー。最新の研究展開に関するお話を聞きながら、もち病にかかったツツジの葉やエノキの虫こぶをじっくり観察します。

初めてのフィールドワークに取り組んだゼミ生ですが、聞き取り、観察、撮影、実物資料の収集など、もりだくさんの体験をする機会となりました。ご協力をいただきました寺内先生と研究室のみなさまに心から御礼申し上げます。(落合)