第6回 研究室対抗球技大会(生命科学科)

 第6回 研究室対抗球技大会が10/22に行われました。

後期から研究室に配属された3回生も参戦し、学年を超えて交流を深めました。

今回の大会は、フットサルとバレーボールでした。


            フットサルの決勝戦(別役研 vs.合同チーム)



            バレーボールの決勝戦(浅水研 vs. 塩尻研)


フットサルの優勝は、「村中研・小野木研・古本研の合同チーム」

バレーボールの優勝は、「塩尻研」

総合優勝は、「塩尻研」

でした。



フットサルもバレーボールも白熱した戦いが繰り広げられました。

決勝戦は、フットサルもバレーボールも、参加者全員が観戦し応援する形がとられ、非常に盛り上がりました。


                 集合写真


今年は小野木研が仕切ってくれて、とてもスムーズな進行でした。ありがとうございます。

来年は、浅水研です。どうぞよろしくお願いします。

          来年度の仕切りをしてくれる研究室を決めるクジ引き



           フットサル観戦中の(まるで)オーナー

                           来年も楽しみです。(塩尻)





ノーベル生理学・医学賞に少し貢献しました

今年は、Optogenetics(光遺伝学)の研究で、Karl Deisserothさん、Peter Hegemannさん、Georg Nagelさんがノーベル賞を受賞されました。受賞内容の詳細については、すでにさまざまなところで紹介されていますので、ここでは割愛したいと思います。


今回、私が触れるのは、単細胞緑藻クラミドモナス(Chlamydomonas reinhardtii)のEST(expressed sequence tags)データベースについてです。ESTとは、細胞内で発現しているmRNAに由来するcDNAの部分配列です。


光遺伝学の発展は、クラミドモナスがもつチャネルロドプシン(光に応答するイオンチャネル)の遺伝子が見つかったことで、大きく前進しました。この発見に寄与したのが、かずさDNA研究所のメンバーを中心とする研究チームが作製した、クラミドモナスESTデータベースでした。https://www.kazusa.or.jp/e/plant/chlamy/EST/


チャネルロドプシン遺伝子の発見については、2002年にNagelさんらがScience誌に発表した論文に詳しく書かれています。その中で、このESTデータベースを利用して遺伝子を見つけたことが記載されています。


データベースは、作製して公開した後、どなたが、どんな目的で利用されるのかを知ることはできません。だからこそ、今回のような大きな発見につながり、さらにその中でデータベースについてもきちんと記載していただいたことを、とてもありがたく感じています。


そのおかげもあり、ノーベル財団が公表している「受賞理由」の中でも、浅水らの論文が引用されていました。https://www.nobelprize.org/prizes/medicine/2026/advanced-information/
The definitive proof that algal rhodopsins functioned directly as ion channels required the identification of responsible genes, a breakthrough accelerated by the availability of the Chlamydomonas expressed sequence tag database (Asamizu et al., 2000).


今回の受賞をきっかけに、当時の実験ノートを掘り出してみました。見返していると、いろいろなことが懐かしく思い出されます。クラミドモナスのDNAはGC含量が高く、cDNA合成にも工夫が必要だったこと、国内のクラミドモナス研究者の皆さんに協力していただき、異なる条件で処理した細胞を40種類以上集めたこと、そうして集めた材料から、一つ一つデータを積み上げていったことなどです。


当時は、まさかこのデータベースが、後に光遺伝学という大きな研究分野の発展につながるとは思ってもいませんでした。今回、私たちのような「縁の下の力持ち」的な仕事にも目を留めていただき、きちんと記載していただいたことに、改めて感謝したいと思います。そして、この基礎的な発見をさらに発展させ、神経科学の分野へと大きく展開されたKarl Deisserothさん、Peter Hegemannさん、Georg Nagelさんに、心より敬意を表します。

浅水

 

日本育種学会での研究発表

福井県立大学で開催された第150回日本育種学会で、生命科学科の植物ゲノム工学研究室(土岐研究室)、植物遺伝学研究室(竹中研究室)の学生が研究成果の発表を行いました。 


育種学会は年2回開催されています。

前回の学会でご縁のできた方や、共同研究を行っている先生方、前日の懇親会で仲良くなった学生さんなど、何度も参加している学生たちは顔見知りも増え、再会を楽しんでいる様子でした。

ポスター発表は演題数も多く、会場は熱気に包まれていました。

どの学生のポスターにも聴衆が途切れることなく訪れ、盛況な発表時間となりました。





発表以外でも、現在苦戦しているイネの室内栽培について第一線で活躍されている先生に相談したり、新しい研究に繋がるアイデアを頂いたり、材料について情報交換したりと、交流の場をフル活用して、それぞれ多くの収穫を得ていました。

準備も含め、皆さま発表お疲れさまでした。


                                   辻村

京都府立桂高校でアグリカフェを開催!「食物アレルギー×遺伝子組換え」で考える未来の食

 龍谷大学農学部では、高校生の皆さんに「食」や「農」を身近に感じてもらう取り組みとして「アグリカフェ」を開催しています。アグリカフェの特徴は、ひとつのテーマを「2つの異なる専門視点」から掘り下げ、対話や体験を通して双方向で深めていく点にあります。今回は食品栄養学科の楠先生(食物アレルギー)と農学科の三柴(遺伝子組換え技術)が京都府立桂高校にお邪魔し、「食物アレルギーのない世界へ ~遺伝子組み換えから考える~」というテーマで実施しました。

まず楠先生から「アレルギーはなぜ起きるのか」という医療・免疫の視点を解説し、続いて三柴から遺伝子組換え技術により「アレルゲンを作らない作物」をつくる方法論や安全性評価ついて説明しました。後半は、ロールプレイ型のワークショップを実施しました。「アレルギーにならない遺伝子組換え食品を学校給食に導入すべきか?」という問いに対し、参加者には「重度アレルギーの子を持つ保護者」「学校給食の栄養士」など、異なる立場になりきってもらい、それぞれの立場からの意見を付箋に書き出して議論してもらいました。単なる「賛成・反対」にとどまらず、当事者として真剣に議論する姿が印象的でした。今回の体験を通して、先端技術の可能性だけでなく、技術が社会に届くまでの課題や対話の大切さを感じ取っていただければ幸いです。


(三柴)


イシクラゲを研究する中学生が研究室を訪問!

 探究活動でイシクラゲの研究に取り組んでいる大阪教育大学附属平野中学校3年生の生徒さん2名が、研究室を訪れてくれました。

 まずはイシクラゲについて簡単に説明した後、実際に培養しているイシクラゲを見てもらいました。2人ともとても熱心で、次々と質問が飛び出し、自分たちの研究に何とか生かそうとする姿勢がとても印象的でした。

 その後は、これからの研究の進め方についても一緒に相談しました。少しでも今後の研究のヒントを持ち帰ってもらえたなら、私たちもうれしく思います。

 イシクラゲは、身近なところにいるのに、意外と知られていない不思議な生き物です。そんなイシクラゲに興味を持って研究してくれる中高生がいることは、とてもうれしいことです。

 今回の訪問をきっかけに、2人の研究がさらに深まっていくことを楽しみにしています。そして、これからもイシクラゲをきっかけに、中高生の「なぜ?」「どうして?」という探究心が広がっていくことを願っています!

植物栄養学研究室 玉井