タイ カセサート大学 (Kasetsart University)の学生受け入れプログラム(6/24)

タイ カセサート大学(Kasetsart University)農学部と龍谷大学農学部との学生受け入れプログラム(6/21~6/30)が実施され、その一環として、6/24日の交流会を農学科が担当しました。カセサート大学の学生さん9名と教員1名が参加されました。

農学科プログラムでは、午前中は草津水の森水生植物園を見学し、昼食後琵琶湖周辺を散策しました。その後、滋賀県農業技術振興センターのフィールド見学と講義を受け、活発な質疑応答も行われ、充実した見学となりました。その後、守山芦刈園の紫陽花を見学し、一日の交流会を終了しました。

今回カセサート大学(KU)からの引率の先生は、昨年KUでお世話になった先生で、このような交流プログラムの発展に関するご意見などもお話しでき、また、学生らの活発な参加の様子もみられ、充実した交流会になったと感じました。

                                                            草津水の森水生植物園内


                                              

           滋賀県農業技術振興センターでの講演の様子






           滋賀県農業技術振興センターフィールド見学の様子



                  植物園内の様子




                            Wendakoon S.K.(農学科)

    



農学科・土壌研の研究が論文になりました

Moriizumi, M., Inoue H., Suzuki, K., & Ae, N. (2026) Dissolution of “sparingly soluble phosphates” in soil by polyacrylic super absorbent polymers. Discover soil, volume 3, article number 98 https://link.springer.com/article/10.1007/s44378-026-00232-x




リンは作物の必須元素ですが、限られた資源であり、日本のリン肥料のほぼ100%が輸入に頼っています。リン肥料は作物の利用率も低く、作物に吸収されなかったリンは土壌中のAlFeと結合して難溶解性になって蓄積しています。この難溶解性リンが高吸水性樹脂(SAP;おむつに入っている吸水ポリマー)を使って、溶解できることが分かりました。土壌に蓄積されたこれまで利用するのが難しかった難溶解性リンを利用することによって、リンを減肥できるようになり、環境中のリンの循環が可能になります。限られた資源「リン」を上手に循環させて使うことは、「持続可能な社会」の構築に向けた第一歩となるでしょう。

(土壌研・森泉)




タイのカセサート大学の交換プログラム(初日)

 タイのカセサート大学の学生さん9名+教員1名を受け入れて、日本の農業と文化を知ってもらうプログラムが6月22日から始まりました。

 初日は、9号館ツアーと牧農場の案内です。調査をされている教員や学生さんから話を聞きました。




      牧圃場にて、竹中先生の小麦コレクションの話をきいています。

  9号館にて、龍谷大学の紹介と農学部紹介です。その後、9号館ツアーをしました。

お昼は龍谷大学の学生さん達も参加し、ランチ後には農学部恒例の(?)綱引き大会を行いました。





 とても盛り上がり、学生さん達で仲良くなっていました。夜ごはんも一緒にいった学生さんもいたそうです。
  

  午後は、龍大の学生さん2人も一緒に、大宮キャンパスと西本願寺を訪問しました。
  日本で沢山のいい経験・発見をしていってほしいです。
                                (塩尻)






















入門ゼミでの教員紹介

 生命科学科の授業で、教員紹介が行われました。

14名の先生方が2週にわたり、それぞれの研究内容について紹介してくださいました。

どの先生のお話にも最新の研究成果やデータが盛り込まれており、日々研究活動に情熱を注がれている姿勢が伝わってきます。

1年生向けの入門ゼミということで、先生方それぞれが工夫を凝らし、研究の面白さや魅力を伝えてくださいました。







受講した学生の感想を一部ご紹介します。 


「どの研究室に入りたいか考える良いきっかけになった。また、先生方の笑いが絶えない様子から生命科学科は研究室と明るい雰囲気なのかなという印象を受けた。」

「内容はすごく難しくて堅いものだと思っていたが、どの先生もユーモアがあって馴染みのあるものから話を広げていって専門的な話をされていて面白かった。67年に一度や120年に一度の植物などに興味が湧いた」

「ナスの花は綺麗だと思って覚えていたのですがバラみたいに茎に棘があるものは知っていても、葉に棘があるものはじめて見たので驚いたしなぜ葉にあるのか疑問に思いました。」

「同じ植物の研究でも、視点が違うと研究方法がたくさんあることを知ることができた。研究の対象にシロイズナズナを使われている研究が二つあり、シロイズナズナが選ばれやすいのはなぜか気になった。どの研究でも交配が基盤になるので、遺伝情報の算出方法や実験方法など、自分にできることは今から取り組むべきだと思った。」

「浅水先生の線虫への愛が強烈だった。村中先生が情報生物学の意志を継いだ相手の永野先生がどんな人か気になった。増永大見の壮絶な人生を聞いて衝撃を受けた。」

「どの先生の話もとても興味深かったです。特に阪中先生の腸内細菌叢の話や、土岐先生の小型のCRISPR-Cas9の話が私の興味のある分野に近く、大変勉強になりました。また、中田先生の鉱物の話が私が今まで触れたことのない分野の話で非常に興味深かったです」

「数理モデルで開花期の予測ができるのが面白いと感じた。植物の匂いに興味を持った。」

「西方の言語と生物の昆虫に、興味を持ちました。二年になったら受けようと思います。西方では好きな漫画の元になったものもあり気になった」

「今回の教員の研究紹介を通して、特に生物と鉱物の関係という話が印象に残った。私自身、先生と同様に石が小さい頃から大好きなので、バイオミネラリゼーションや長石という話はとても面白いと感じた。京都を訪れる機会は比較的多いので、石の博物館を見てみたい。また、プラナリアも好きなので、今回の研究紹介も聞いていてとても楽しかった。」

「鮒ずし食べたい。ビワオオウズムシ見たい。先生方の研究全部一目見たい。」

「私は龍谷大学の研究する環境に心を打たれて志望校にしました。高度な顕微鏡をはじめとする研究設備を使えるのが楽しみです。」


(辻村)


農学科 土壌研+植物病理学研の研究成果が論文になりました

Kurosawa, I., Moriizumi, M., Suzuki, K., Hirayama, Y., & Ae, N. (2026). Quantitative assessment of soil fungistasis in Fusarium oxysporum–infested soils using induced polygalacturonase activity. Rhizosphere, 101344.

https://www.sciencedirect.com/science/article/pii/S2452219826000893





レタス畑(長野県)


フザリウム病は、フザリウム菌が常在菌であるため、菌密度と実際の発病程度の関係を捉えるのが難しい土壌病害です。今回、土壌のポリガラツクロナーゼ誘導活性を用いてフザリウム病を評価しました。この方法では、土壌数グラムを用いて5日間で「病気が出やすい土かどうか」を評価できます。「健全な土壌とは何か」というテーマに挑戦中です。

(土壌研・森泉)