和顔館での研究会 終了

生物と温度の関係を分野を超えて討議する研究会「バイオサーモロジーワークショップ」、終了しました。

顕微鏡をレゴのように自作する工作ワークショップも開催しました。顕微鏡を自作する、というのは従来なら考えないことですが、今は、結構主流です。
自分の研究に適した顕微鏡を組み立てられれば、それだけ独自性の高い発見ができます。ただ、こんなに簡単に!というのは驚きでした。


講演の内容はどれも面白く、
「脳の細胞が高温になる「てんかん」を抑えるために温度感知について考える」とか、
「光合成と温度」とか、「シマリスの冬眠のメカニズムを考える」とかの生物学にとって身近な「温度」の話から、
「細胞レベルで温度は均一か、ミトコンドリアは発熱源か」とかの細胞レベルでの話、
「ボルツマン定数」だの「ラマン分光」だのという物理化学分野の言葉が飛び出る「温度」の話まで、
温度を複数の分野から語りあう、とても楽しい時間でした。

古本の研究室で行っている研究と近い内容の動物の研究発表があり、学生たちも色めき立っておりました。

懇親会は、伏見の美味しい野菜を出してくれる「やさいきっちん」でケータリング。
ヘルシーで美味しい食事とともに、議論は遅くまで白熱しました。



参加者は、深草キャンパスの和顔館の素敵さにずいぶん驚いた様子でした。確かに、立地的にも恵まれた、いいところです。

こうした研究会に参加し他の研究者と触れることで、学生は勝手に刺激され、各々の研究意欲の向上につなげていきます。自分自身のときを思い返してもそうだったなと思いつつ、たくましくなっていく様子がとてもうれしいです。
(古本)




食品栄養学科3年次生が、 おいしい減塩レシピコンテスト S-1g大会(エスワンクランプリ)学生の部で、第2位に入選しました!!


循環器予防のための美味しい減塩食No.1決定戦!
(Salt)1g減らそう(マイナス1g)!エス・ワン・グランプリ(S-1g)1214(大阪ガスハグミュージアム)にて開催されました。北は北海道、南は沖縄まで合計51件の応募の中、最終選考を経て、食品栄養学科3年次生 中川怜那さんが、学生の部で 第2位に入選しました!

中川さんのメニューは、
~かるしおたべチャイナ! New麻婆定食~
・サバの出汁カレー麻婆
・さわやかなエビマヨデリ
香る!トマトの胡麻あえ
ぷるぷる白桃グリーンティゼリー
・ごはん



レシピのポイントは、
認知症予防食材として、カレー、緑黄色野菜、緑茶、青魚、豆製品などをとりこんだこと。麻婆豆腐は、出汁とカレー粉、薬味、サバ缶で減塩していること。エビマヨは、らっきょうをソースに加えることでソースのカサを増し調味料を減らしていること。そうして、白桃グリーンティゼリーは緑茶を使い、生の白桃を使うことでカリウムを摂取できるようにした新しい中華のデザートです。

4Sg-1大会受賞レシピは、以下のホームページでみることができます。

龍谷大学食品栄養学科では、将来管理栄養士として給食施設現場などで働くようになった際に、対象者に対して適切な栄養管理ができるよう指導を行ってきております。今回のコンテストで必要となった≪栄養バランスがよいだけでなく、塩分を控えても美味しい≫献立作成能力も栄養管理には必要な技術です。今回コンテストで評価されたことを大変うれしく思います。これからもますます活躍できる人材を養成して参りたいと思います。




2019年度 資源生物科学科 卒業論文発表会

資源生物科学科 卒業論文発表会が1226日(木)に行われました。四年生全員が、一年半かけて研究してきた内容を四教室に別れて発表しました。学生たちは緊張した面持ちで臨んでいましたが、発表が終わると充実感に満たされた様子でした。どの発表も素晴らしく、卒業研究としてふさわしいものばかりでした。この体験から学んだことを糧にして、今後、様々な分野で活躍してくれるものと期待しています。(玉井)





明日からBiothermology Workshopを開催します

明日から龍谷大学 深草キャンパス 和顔館で、「第4回 Biothermology Workshop」を開催します。
「温度」について、農学・生物学・細胞生物学・生化学・化学・量子化学・物理学、と分野を横断して考えてみる研究会です。興味のある方は、ぜひお越しください。


(古本)

論文掲載

龍谷大学で行ってきた研究をまとめた論文がMicrobial Pathogenesis誌に掲載されました
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0882401019312422 



本論文では、ウリ科植物に深刻な病気を引き起こす炭疽病菌(カビ)の感染機構を解明するために、約7000株のランダムT-DNA挿入変異株を作出し、病原性が著しく低下した17株を選抜しました。今回、その中の1つの変異株の機能解析を行い、トレオニン合成酵素をコードする遺伝子が宿主植物に侵入するのに必要なカビの形態分化や機能に関与することを明らかにしました。現在、他の病原性変異株について4回生が解析を進めており、今後の研究の進展が楽しみです。
                                      (原田)

ミツバチサミット ポスター賞受賞

 12月13日から15日まで、筑波の国際会議場で行われた「ミツバチサミット」に参加しました。龍谷大学からは、古本の研究室で行っている「湖南市との連携事業の事例発表」と、塩尻研究室の「はちみつを美味しいと思う基準は何か」の2件の発表がありました。

 古本の関わりは、正課外活動で活動する自主学生グループ「Honey Come」メンバーが携わる「養蜂を介した農福連携の事例」と、当該学生の卒業研究のテーマにもなっている「ハチ箱の空気からeDNAを解析する」の二つの内容をあわせた内容で、ポスター発表を行いました。

 塩尻研究室は、卒業研究の発表で、いろいろなハチミツを食べてもらって、どういうポイントでおいしさを決めているかをアンケート調査したものです。多くの学生にモニター協力してもらい集めたデータをうまく分析していました。





 どちらのグループも、ポスターを見に来てくださったかたに一生懸命説明していました。

 うれしいことに、Honeyn Comeチームは、ミツバチサミット賞を受賞しました。この受賞は、かれらの頑張りとともに、活動を指導し支えてくださる養蜂家、障がい者支援施設のみなさま、湖南市役所のみなさま、大学の関連事務部のみなさまのおかげです。ここに深く感謝します。
(古本)



ふなずしをめぐる地域文化について学びました

2019年12月12日農学部食料農業システム学科講義「比較地域文化論」では、鮒寿し魚治(高島市マキノ町)の左嵜謙祐さんをお招きし、ふなずしをめぐる滋賀県の地域文化をテーマに特別講義をおこないました。

講義は、湖北マキノ町の環境や歴史からスタートしました。続いて、ニゴロブナの生態や、ふなずしづくりの手順や技術、地域でのふなずしの食べ方などについて、写真を見ながら説明をお聞きします。


講義の後半では、試食の機会を設けていただきました。最初は、基本のふなずしから。初めてふなずしを食べるという学生が多く、じっくりと味わって味や香り、触感を言語化していきます。


続いて、新しい形のふなずしを試食しました。ふなずしソースをローストビーフや野菜と
とりあわせた一皿です。盛り付けも勉強のひとつということで、学生がお手伝いをします。


ふなずしは「すっぱくて奥深い味わいがある」「初めてだけどやみつきになりそう」、ふなずしソースは「すっと食べていたい」「クリーミーでおいしい」とそれぞれに好評でした。2種類を同時に食べることで、特徴を比較することができました。

淡水魚発酵食品をめぐる地域の食文化は、どのように継承、保全されているのか。また、どのように資源化され、活用されているのか。この両面について、現場の職人さんから実食体験を通じて教えていただく貴重な時間になりました。ご協力をいただいた左嵜さんに心より御礼申し上げます。(落合)


丹波篠山市で黒豆の収穫体験

2019年12月11日に中川ゼミの3年生4名が、丹波篠山市でフィールドワークを行ってきました。今回は、「参与観察」を目的とし、黒豆の収穫に参加させていただきました。


丹波篠山市村雲地区にて



慣れない収穫作業に四苦八苦しながらも、次第に慣れ、終わる頃には寒さで冷えていた身体もすっかり温まっていました。

収穫はかなり力が必要な作業です


収穫した黒豆をまとめ、1週間ほど自然乾燥させる



収穫後は、出荷までの過程として、乾燥機や選別機を実際に見ながら、作業内容や地域での協働のあり方などについて、お話を伺うことができました。



大きさを選別する機械


受け入れてくださった中岡聖さんは、大阪からのIターン者です。未経験からの就農や、あらたな土地での生活にまつわるエピソードについても、お話していただけました。中岡さんが、農業の楽しさを生き生きと語られる様子には、学生たちも刺激を受けたようです。

最後に「バイト代!」と、中岡さんが生産されたお米をいただいてしまいました。

また、学生からのおねだり?もあり、収穫したうちの一部の黒豆を譲り受け、それぞれが持ち帰りました。自宅で乾燥させ、お正月の煮豆として使えるかどうか・・・報告が楽しみです。

持ち帰る豆を真剣に仕分け中

「バイト代」を手に、中岡さんと一緒に記念撮影

教室での学びももちろん必要ですが、こうして現場に行かないとわからないこと、当事者の話からでしか知り得ないことがあり、それこそがフィールドワークの醍醐味であると感じられた一日でした。

中岡さん、どうもありがとうございました。(中川)






学生による農家調査を実施しました

香川ゼミの12月は農家調査月間です。

3回ゼミ生を3グループ(1グループ当たり3~4名)に分け、グループごとに農家で実態調査をすることに挑戦しました。今回のテーマは「京都市における都市農家の現状と課題」を探ることです。

都市農業は身近な存在ですが、多くの学生はその実情を知りません。3つのグループがそれぞれ異なるタイプの農家を調査し、そこで分かったことを比較・検討することで都市農業・都市農家の実態に迫ろうという趣旨です。

もちろん、学生達が見知らぬ人とコミュニケーションをとり、調査の練習をすることも大きな目的です。

12月6日に2グループ、12月10日に1グループが調査に出かけました。学生の自主性を高めるために教員は同行していません。ガチの調査を学生のみでやっていただきました。

野菜作で頑張る農家の調査


住宅地の真ん中で農業が営まれています

農家の庭先の直売所

新幹線の高架脇の野菜畑


12月11日は調査結果の取りまとめをしました。


調べて分かったことを整理するための討論

プレゼンテーション用の資料を作成するための原案作り
 
調査結果から普遍的な論理を導くのが難しい

今後、各グループが調査した結果やそこから考察したことをそれぞれ報告し、討論する予定です。

調査に行くと教科書には載っていない様々な事実が分かります。調査に行く前は「学生だけで大丈夫か?」と少しだけ心配していましたが、想像以上にしっかりやってきてくれました。良い経験になったことと思います。報告会が楽しみです。

(香川)

コメの食味試験 牧圃場のヒノヒカリがいいようです

 12月4日に、基礎演習の一環で、学生たちとコメの食味試験を行いました。
今年も北海道の上川農業試験場より、「ゆめぴりか」と「ななつぼし」の提供を受けました。
 それらに加え、牧農場で採れたお米「にこまる」「ミルキークイーン」「ヒノヒカリ」と「日本晴」を食べ比べます。
 岡田先生と猪谷先生のこれまでの取り組みを引き継いで、今年も行いました。

 食味試験のたびに感じることですが、最初の香りや味の違いはわかっても、食べているうちにだんだんどちらも美味しいと思い始め、けっきょく何がなんだか、となります。
面白いことにそれでも結果をとりまとめてみると、多くの場合、北海道産の勝ちとなります。




今回も参加者は、それぞれ熱心に、コメの外観・香り・味・硬さなどを比較していました。




今年の圃場のお米のできはいいそうです。

結果は、掲示板に示しますが、牧圃場産の「ヒノヒカリ」が圧倒的な一番人気でした。
(古本)