論文掲載

龍谷大学で行ってきた研究をまとめた論文がMicrobial Pathogenesis誌に掲載されました
https://www.sciencedirect.com/science/article/abs/pii/S0882401019312422 



本論文では、ウリ科植物に深刻な病気を引き起こす炭疽病菌(カビ)の感染機構を解明するために、約7000株のランダムT-DNA挿入変異株を作出し、病原性が著しく低下した17株を選抜しました。今回、その中の1つの変異株の機能解析を行い、トレオニン合成酵素をコードする遺伝子が宿主植物に侵入するのに必要なカビの形態分化や機能に関与することを明らかにしました。現在、他の病原性変異株について4回生が解析を進めており、今後の研究の進展が楽しみです。
                                      (原田)