マウンテンサイクリングin乗鞍2018で古角恒樹選手が準優勝しました!


日本の自転車乗りの憧れのレースで、古角選手が年代別日本2位になりました。


全長20.5㎞、標高差1260m、平均勾配6.1%、
ゴール地点の標高は国内舗装道路最高点の2720m

今年の出走者3725名(完走3668名)。


古角選手が龍谷大学のヒト代謝実験室に来てくれたのが、レースの8週間前でした。

パワーウェイトレシオを上げたいということだったので、体脂肪率や筋肉量、ヘモグロビン、最大酸素摂取量を測定しました。


奥さんと子どもさんも同伴されて、やる気を感じます。
石原ゼミの学生たちも測定を手伝ってくれます。



測定結果をみながら、相談した方針は、

・体脂肪はあまり削るところがないのですが、さらに削ってみましょうか、

・ヘモグロビンをさらに上げて、高所での酸素運搬能力を高めましょう、

・下脚の筋肉をもう少し増やしましょう。

・上腕の筋肉が非常に多く、重りになっているので、少し減らしましょう、
というものでした。

そして、栄養についての話をして、基本となる考え方を伝えました。
(石原はサイクリストなので、自転車のことなら多少お役に立てるのです)



それから7週間。

社会人として仕事を持っているだけでなく、3交代勤務の中で食事のことを気をつけるのは大変なことだったと思います。

奥さんが一緒に話を聞きに来て下さったことが、ここで活きます。

7週間後、古角選手はもう一度実験室に来てくれました。

測定してみると、上腕の筋肉が少し減り、体脂肪がさらに減り、下肢の筋肉が増えて、ヘモグロビンが上がっているという理想的な変化でした。




自信を持って臨める。


レース当日は、8:12分スタートだったので、速報サイトをチェックして、タイムが表示されるまで何度もクリックしました。タイム 1時間2分22秒、2位でゴールしました!



古角選手のコメント

僕だけの力ではなく、サポート頂いているおかげです‼️
競技に相応しい食事を摂り、トレーニングで身体を作りこめば結果が出せるというのを証明出来たので良かったです。




偶然ですが、古角選手は龍谷大学の卒業生。
縁ですね。
今回の取り組みに関係してくださった皆様、ご協力ありがとうございました。

何よりも、古角選手、本当におめでとうございます。
研究者としての興味を超えて、人間としてのモチベーションをたくさん頂きました。
(石原健吾)

第12回 国際植物分子生物学会参加


85日〜10日に開催された第12回国際植物分子生物学会(IPMB2018)に参加しました。この学会は1985年の第1回学会から3年に一度世界各地で開催されています。今年は南フランスのモンペリエで開催されました。約1000名の参加者があり、日本からも20数名が出席しました。

 会議は5日のレセプションにはじまり、15のプレナリーレクチャー、49の同時進行セッション、430のポスター発表が6日間にわたって行われ、最新の基礎分子生物学の新知見から、農作物のバイオテクノロジーまで幅広い領域にわたり、研究発表とディスカッションが熱く繰り広げられました。特に最近のホットな領域であるゲノム編集、ノンコーディングRNA、エピジェネティクス、システムズ生物学などをはじめ、シグナル伝達、生物間相互作用、タンパク質インタラクトミクス、生物多様性、ホルモン輸送、合成生物学、環境応答、植物免疫、幹細胞、分子育種、オートファジー、生物時計、共生など、植物分野のあらゆる領域の様々なテーマが網羅されていました。私も「果実特異的転写調節機構」に関する研究を発表し、参加者と議論を深めることができました。モンペリエは美しい小さな街で南フランスのワインの産地に近く、学会会場近くのコメデイー広場では夜遅くまで市民や観光客がレストランのテラスで食事とワインを楽しんでいました。(山形裕士)


学会会場のLe Corum国際会議場
 
 
毎朝プナリーレクチャーがあり、一流研究者が研究全体の解説をしてくれます。
 
 
ポスター発表。左右のポスターはオックスフォード大学とケンブリッジ大学の発表でした。

コメディー広場はモンペリエの中心で、夜は賑わいます。

 

 
 
 

香港フードエキスポ体験プログラムを実施しました

2018年8月12日~21日の9泊10日の日程で、食料農業システム学科4回生1名・3回生3名・2回生1名の計5名が、香港フードエキスポ体験プログラムに参加しました。

主な目的は、アジア最大級の農産物・食品展示会である香港フードエキスポに出展する企業ブースでのインターンシップです。参加した学生たちは、商品の展示や試食の手伝い、ブースへの呼び込みなどを行いました。海外展開を行おうとする日本の食品会社のマーケティングの現場を体験するとともに、その実務に携わっておられる方々からリアルなお話しを聞くことができ、学生たちは大いに刺激を受けました。

その他に、在香港日本国総領事館やJETRO香港事務所、和牛輸入会社なども訪問してお話しを聞きました。(竹歳)






「匂いの時代」シンポジウムに参加しました

2018年8月18日、食の文化シンポジウム2018「匂いの時代」が、味の素食の文化センターの主催により、同高輪研修センター(港区)で開催されました。



このシンポジウムでは、食品栄養学科の伏木亨教授がコーディネートと趣旨説明を、食料農業システム学科の落合雪野教授がトークセッションでの話題提供をそれぞれ担当し、東原和成東京大学教授や高田公理武庫川女子大学名誉教授とともに「匂い」について議論を展開しました。




ふだん何気なく接している匂いですが、あらためて考えてみると、匂いを感知するメカニズム、食文化と匂いの関係、匂いに関する価値観の変化など、匂いについて議論すべきポイントは数多くあります。トークセッションや質疑応答の内容は幅広く、また熱のこもったものとなりました。


(写真提供:味の素食の文化センター)(落合)



論文掲載

 山口大学を中心にして共同研究をしていた、ヘキセナール還元酵素に関する研究の論文が、Plant Physiologyに掲載されました。

http://www.plantphysiol.org/content/early/2018/08/20/pp.18.00632?papetoc=

植物は何らかのストレスがかかると、C6化合物を生産します。それらの化合物は、病害虫に対する防衛物質となることが知られています。C6化合物のうち、C6アルデヒドであるヘキセナールは植物にとっても毒になります。そのC6アルデヒドからC6アルコールに作り替えられることは知られていたのですが、その分子基盤はわかっていませんでした。
この論文は、遺伝子組み換えシロイヌナズナを使って、その分子基盤を明らかにしたものです。
(文責:塩尻)

8/25・26 オープンキャンパス開催!

8月はオープンキャンパスが瀬田でも4回実施されています。
前半(45日)は終わってしまいましたが、まだ大丈夫!
来週末、2526日にも開催されますよ。
暑さも和らいできましたし、今年度瀬田でのOC最終回となりますので、ぜひご来場ください。
イベントプログラムなど詳細は、農学部トップページの「農学部1Day Campus」からもご確認いただけます。学部紹介、模擬講義、実験、調理、屋内外ツアー、展示といった盛りだくさんの内容でお待ちしています。4年目を迎えた本学部の「今」を体験してください!

ここでは、上記サイトからは分かりにくいかもしれない、お得な情報を2点お伝えします。

25日(土)に実施される「模擬講義」(12:30-13:00)の内容は4学科とも、教職員が協力して作成した『世界で一つの教科書―ラーメンの真実』がベースになっています。当日は1学科を選び受講することになりますが、このテキストは会場で配布しますので、他学科の内容も後でお読みいただけます◎

*恒例の大人気「農場ツアー」(14:45-16:45)は、資源生物科学科の豪華教授陣、資源・生命の助手さんたち(土壌医含む)、元気いっぱいの学生スタッフにより実施されます。農作物とのふれあいはもちろん、先生や学生と身近に接することができる貴重な機会をお見逃しなく!(佐々木)

資源の三浦先生@模擬講義(ただの草取りの話だと侮らないように!)

農学部紹介は午前と午後の2回実施

農学系サークルのさわやかな皆さん

卒業研究の一例(バラ)

 4回生は、就職活動をしつつ卒業研究をしなければなりません。これは、卒業研究の一例ですが、ある処理をしたことによるバラの成長量の違い、葉の質の違い、また、虫に対する防衛形質の違いを計測しています。上の写真は、バラの葉に直接虫をのせて、虫の成長量を測るための処理をしているところです。下の写真は、バラについているアザミウマの数を数えています。
 今後、花の匂いを捕集分析する予定です。

琵琶湖調査(島研究室)

 小雨が降る少々悪天候の日でしたが、卒業研究の試料採取のため、琵琶湖調査に出かけました。京都大学生態学研究センターの調査船「はす」に乗せて頂きました。出港前に船長さんからガイダンスを受け、いざ出発!若干波があり、初乗船の学生さんたちは酔いを心配しながら、、、でも、何とか無事、採水を終えることが出来ました。帰港後は、港周辺で、水草や藻などのサンプリング。さて、どんな微生物が出てくるのでしょうか?
船長さんのガイダンス中

藻の採取
何か良いものはないかな??

植物生命科学実習A/B

シロイヌナズナ無毛変異体のジェノタイピングと連鎖解析

 酵素化学に関する山形先生の4回の実験(温度・pHの影響や阻害剤の影響)をはさんで、先週まで永野先生の実習をこなしました。表現型に関わっている遺伝子を見つけるという実習です。
 
 まずはシイヌナズナの野生株(有毛)と無毛変異体を用いて、表現型の観察とこれらの分離比を調べて計算しましたが、なかなか違いが分からず苦労しているようでした。

 その後、DNAを抽出し、ゲノム上の複数の位置のジェノタイプをDNAマーカーを用いて調べました(どちらの親由来のゲノムなのか?)。そして各班の結果をまとめて、ゲノム上のどの部分が、毛のある・なしを決めているのか、連鎖解析により判定しました。

 これまでにDNAの抽出やPCRは経験していますが、なかなか予想された結果にならない班も多かったようです。微量な試薬を扱う実験において、ピペットマンなど基礎的な操作がいかに重要になってくるか、1つの要因として少し理解できたでしょうか。

 今週からの4回は岡田先生の実習で、RNAの抽出などを行います。

 







 










卒業研究のひとコマ

今日は、植物と寄生性線虫の関係を研究している浅水ラボより、卒業研究のひとコマをお知らせしたいと思います。学生さんは、それぞれのテーマで実験をスタートさせています。

感染実験に使う線虫の卵嚢を集めています。








トマトの葉に穴を開けています。虫喰いの状態を作ります。

菌根菌が感染したトマトで、線虫のかかり具合を調べています。
楽しく、研究してくれることを願っています。







サイエンスカフェ 広島

 昨年のオープンキャンパス深草のカフェ樹林で行ったサイエンスカフェの内容と同じ構成のものを、広島で再度行いました。

 ウンカ(チャノミドリヒメヨコバイ)にわざと吸汁させた茶葉を選んで作られる烏龍茶「東方美人」の香り高さは、植物の防御応答のための代謝によって生まれます。このお茶は台湾で産出されるのですが、その背景を雲間店主の寺本さんに伺いました。続いて、東方美人を喫し、その香り高さに驚きました。

 その後、塩尻かおり先生による「植物(コマツナ)と捕食者(コナガ)と寄生者(コナガサムライコマユバチ)」の3者関係の中での植物の揮発物質を用いたコミュニケーション方法について話を聞きました。先の植物の防御応答の代謝と強く関係します。アオムシ・コナガと食べられる虫ごとに異なる匂い成分を出してそれぞれの寄生蜂を呼びつけるという話に、生物の進化の妙を感じました。チャノミドリヒメヨコバイの実物や、コナガを探索するコナガサムライコマユバチの実物展示は、参加者の目を引きつけていました。彼女の研究は、昔から本当に面白い。

 古本は植物が大気温度をどう捉えるのかについて、神戸大学の山内先生の成果も少し紹介しながら最新の研究動向を紹介しました。ここでも先の植物の防御応答の代謝が関係します。お茶の話から植物の2次代謝の話まで、身近な話から専門的な話まで、ゆっくりできたのではと思います。

 今回聴きに来てくださった方々は、カフェ雲間を利用される一般の人です。中には、龍谷大学法学部にお子様をもつお母様もおられました。この方は、広島での保護者懇談会でもお会いしています。なんやかんやとこれでお目にかかるのは3度目でした。
 
 アンケートの結果は上々でした。実は参加者の一人に叔父がいたのですが、初めて聞く甥(私)の話に、「強さんは、みんなが知っている当たり前のことを、難しく研究しているんじゃね。情熱に感服した。ボケ防止にちょうどいい。」と感想をくれました。その通りです。「みんなが知っている当たり前」はむしろ科学的に説明することがとても難しいのです。ボケ防止になるかどうかはともかく、楽しんでいただけたようで、ホッとしました。

 お盆の帰省ラッシュで移動は大変でしたが、やってよかったと思います。 (古本)

ピザの試作をしました

8月9日、道の駅「あいとうマーガレットステーション」(東近江市)に今年3月オープンしたキッチンスタジオでピザ焼きの体験をしました。
まずは地元産の野菜をふんだんに使ったピザで、生地も地元産の米粉100%です。パリッとした食感で、ベースに塗った醤油との相性も抜群でした。
次に、フルーツピザの試作をしました。果樹作が盛んな地域だけに、地元のフルーツを使ったピザの要望が寄せられ、今回商品開発にチャレンジすることになりました。マーガレットステーションのスタッフの方々と作業体験でお世話になってる梨農家さんと、意見交換しながら作り方を考えていきました。試行錯誤の末、果物の甘さを活かした美味しいピザが出来上がりました! 梨は駆けつけてくださった農家さん、ぶどうは生産組合の組合長さんが提供してくださいました。ありがとうございます。
ピザは秋のイベントでお披露目する予定です。(淡路)











お寺 de PBL 「西願寺」

訪問1回目と2回目の記録(西願寺班)

6/24 (訪問1回目)
〔内容〕
 住職さん、坊守さん、総代さんに多賀町栗栖についての話を伺った。人口・世帯数の変化を示した資料や多賀町の地図を見ながら話し合いを深めた。また栗栖にある「河内の風穴」の見学に行った。
〔学んだこと〕
栗栖の深刻な課題もたくさんあったが、それに加えて栗栖の魅力を伝えきれていないことが気になった。お話を伺い栗栖は自然豊かな場所だと知り、方法次第では観光面での活性化が出来るのではないかと考えた。また、日本古来の生活を取り戻すために寺・神社の役割が大きいということと、お寺の関係者が農業を行い地域の中心になることが多いということを知った。

6/256/28 (ミーティング)
〔内容〕
 一回目の話し合いで出てきた課題を整理した。多賀町栗栖は人口が年々減少しており、大きく分けて二つの課題があった。それは観光客数の課題と就農者数の課題である。その中でも私たちは観光の面に着目することにした。観光客を増やすという目標において私たちが一番の大きな課題だとした点は、「栗栖のマップがないこと」と「ネットでの広報が弱いこと」である。そして私は、栗栖のマップを作りネット上に掲載することを目標に決めた。

7/8 (訪問2回目)
〔内容〕
 今回はプチファームの経営者の西村さんにもお話を伺った。「栗栖の良いところを知る」ことを目的に、栗栖の水の話やこの水を活用して育てられる地域ブランドのお米について詳しく聞かせていただいた。「世間にはないところ・栗栖しかないところが栗栖の魅力だ」という言葉がポイントだった。

7/117/20(ミーティング)
 二回目の訪問のまとめと、次回訪問に向けての話し合いを行った。私たちが地域ブランドや栗栖の魅力をまとめて、発信していきたいなという気持ちがより深まった。
 前回までは観光地や名所を伝えるようなマップを作ろうと考えていたが、二回目の訪問で少し方向性が定まった。私たちは、栗栖のお米の魅力を伝えるパンフレットとそれに加え、要所をまとめたマップ、プチ情報などをまとめたものを作ろうと考えている。

              (文責 お寺 de PBL 西願寺班)

夏のオープンキャンパス(瀬田編)


84日、85日の2日間、深草、大宮、瀬田の3キャンパスでオープンキャンパスが行われました。農学部は瀬田と食料農業システム学科のみ深草で行いました。

瀬田キャンパスでは、学部紹介や模擬講義、模擬実験、9号館ツアー、マルシェ、農場ツアーなどのイベントを行い、2日間で約650人のお客様が来場されました。イベントにご参加された方、楽しんでいただけたでしょうか。龍谷大学農学部の良さを感じていただけたらと思います。

また、825日、26日にも3キャンパスによるオープンキャンパスが行われます。ぜひ、農学部(9号館)にお越しいただき、さまざまなイベントに参加してみてください。イベント参加は当日でも受付しておりますので、参加してみてください。スタッフ一同、みなさまのご参加お待ちしております。



9号館ロビーの様子

模擬実験の様子


               9号館施設ツアーの様子

                マルシェ販売の様子

農場ツアーの様子

お寺de PBL 「浄宗寺」


5月17日(木)の第1回ミーティングを踏まえ、6月7日(水)に「お寺de PBL」のキックオフミーティングをしました。
浄宗寺のある米原市や過疎化したお寺の事例を新聞や自治体のHPで調べた上で、どのように活動していくかという方向性を考えました。浄宗寺の周りの地域はどのような場所で人口が何人いるかについての情報がないため、初回の訪問時にお聞きすることにしました。
 6月24日(日)、715日(日)に「お寺de PBL」の活動で浄宗寺に訪問しました。

訪問1日目は、滋賀県米原市にある浄宗寺に初めての訪問でした。浄宗寺は米原駅から車で10分と私たちが思っていたよりとても近いと思いました。浄宗寺のある大字西円寺地域は一瞬時の流れが他と違うのではないかと思うくらいとてものどかな雰囲気で過ごしやすい場所だと感じました。
訪問時は、とても緊張していましたが、浄宗寺の前住職さんがとてもお優しい方で、すぐにメンバー全員の緊張がほぐれ、温かい雰囲気でお話しすることができました。
 前住職さんには、大字西円寺の成り立ち、言い伝えや地域の現状について詳しく教えていただきました。また、大字西円寺地域周辺の散策もしました。
 前住職さんにお話をお聞きして、獣害による農作物の被害や何年も移住者の方がいない事とともに確実に進む高齢化について地域全体で非常に悩んでいると実感じました。
 
訪問2日目は、前回の訪問よりも更に踏み込んだお話をお聞きしました。
特にハクビシン、イタチ、サル、シカ等の獣害の関しての実例を伺い、私たちが想像するよりも遥かに解決に至るには程遠い問題であるのだと痛感しました。また、かつて地域の特産物であった西円寺スイカの現在の実態や地域にあるもう一つの寺の黄檗宗萬福寺が湖国名刹巡り26番として日本人向けバスツアーの中継点であることや地域に商店がなく、食料、必需品を調達する術がないことを知りました。
今回、改めて西円寺地域を歩きまわりたくさん地域の良いところを見出すことができました。

(文責 お寺dePBL 浄宗寺グループ)

夏のオープンキャンパス(深草編)

2018年8月4日、予報では京都は気温39度という酷暑のなか、今年度のオープンキャンパスが3キャンパス(瀬田、深草、大宮)で同時開催されました(これを書いている時点ではまだ「開催されています」の方が正確ですね)。

今年度は食料農業システム学科が瀬田と深草の両キャンパスに展示を出しています。深草では図書館向かいにある涼しい和顔館ラウンジで、教員・学生スタッフが来場者に対応しています。

文系だからこそ学べる農学に、この機会にぜひ触れていただきたいと思っています。オープンキャンパスは明日も開催されています(8月25、26日にも開催されます)。皆様のお越しをお待ちしています!(山口)
https://www.ryukoku.ac.jp/admission/event/opencampus/index.php




近江妙蓮の観察

岡田研究室と古本研究室の学生が、守山の「近江妙蓮」を観察にゆきました。

近江妙蓮は、一つの花に3000枚から5000枚の花びらがつく、ハスの変異体です。その存在は室町時代の600年前から知られ、何度か宮中に献上されたとか。一度、絶えたけれど、大賀ハスで有名な大賀博士が復活させたとのこと。
守山市の花に指定されています。

この花の特殊な形態は、シロイヌナズナで研究が進んでいるABCモデルを基礎に、C遺伝子の異常で説明することができます。

近江妙蓮を守り育てている田中家および地元の方々の説明を聞き、遺伝子レベルで何が起こっているのか、想像が膨らみます。これについては、学生たちが確認の実験を計画中です。今後、報告できればと思います。                 (文責 古本)