論文掲載

 山口大学を中心にして共同研究をしていた、ヘキセナール還元酵素に関する研究の論文が、Plant Physiologyに掲載されました。

http://www.plantphysiol.org/content/early/2018/08/20/pp.18.00632?papetoc=

植物は何らかのストレスがかかると、C6化合物を生産します。それらの化合物は、病害虫に対する防衛物質となることが知られています。C6化合物のうち、C6アルデヒドであるヘキセナールは植物にとっても毒になります。そのC6アルデヒドからC6アルコールに作り替えられることは知られていたのですが、その分子基盤はわかっていませんでした。
この論文は、遺伝子組み換えシロイヌナズナを使って、その分子基盤を明らかにしたものです。
(文責:塩尻)