100人稲刈り

923日に滋賀県守山の開発営農組合とおうみ冨士農業協同組合主催の稲刈りに、学部有志のびわっこメンバーと参加してきました。5月におこなった100人田植え後に育った稲を収穫するイベントです。地元の子供会や生協のメンバーなど、様々な参加者と汗を流しました。収穫した稲を束ねる作業が地域によって違うことを教えてもらうなど、地元の農家の方々と話し、学ぶ機会がありました。来年はもっと多くの学生に参加してもらえたらと思います。





坂梨・淡路

2018年日本線虫学会・熊本大会

9月5~6日、熊本市で2018年度の日本線虫学会大会が開催されました。岩堀ゼミからは4回生7名、3回生4名の総勢12名が参加しました。さらに植物生命科学科の浅水先生と、浅水ゼミの4回生3名が参加し、龍谷大農学部だけで16名という一大勢力となりました。学会参加者が約110名でしたから、参加者の1割以上が龍大生ということになります!

懇親会時の初参加者自己紹介で壇上に上がった岩堀ゼミ+浅水ゼミ生



ゼミを代表して4回生の横山さんがポスター発表を行いました。次々と現れる質問者に研究内容の説明を行い、頑張って受け答えをこなしていました。

講演では、岩堀ゼミが取り組んでいる農業線虫に関する発表の他に、海産線虫や森林に生息する線虫、昆虫に寄生する線虫、その他さまざまな線虫の講演がありました。研究も生態から遺伝子発現に関するものまでと、非常に幅広い内容でした。

日本線虫学会の参加者は他の学会に比べれば全然少ないのですが、参加者同士はほぼ皆顔見知りというアットホームな学会です。講演会場も1会場ですので、全ての講演を聞くことができ、線虫に関する多様な知見を得ることができます。これから卒業研究の佳境に入る4回生、そして分属直前の3回生にとってもよい刺激になったのではないかと思います。(岩堀)

石垣島研修報告(猪谷ゼミ)

2018831日から92日までの3日間,研究室4年生8名と教員有志4名の総勢12名で,沖縄県石垣島へ研修に行きました。 
 
1日目,午前中は沖縄県農業研究センター(OPARC)石垣支所へ,午後は国際農林水産業研究センター(JIRCAS)熱帯・島嶼研究拠点を訪問しました。いずれも施設の説明と最近の研究内容についての説明を受けました。また,実際に研究圃場に出向き,イネ,サトウキビ,また熱帯果樹(マンゴー,ドラゴンフルーツ,パイナップルなど)や新規作物(エリアンサスなど)について視察しながら,現地での栽培方法,育種の世代促進,品種改良における問題点などの詳細な説明を受けました。
 
2日目,現地調査の一環として黒米の生産農家(石垣市白保)を訪問しました。石垣島における黒米生産の歴史と,現在の生産状況や加工品の販売について説明を受けました。また,実際に栽培された黒米を分けていただき,分析サンプルとして持ち帰りました。 
 
亜熱帯海洋性気候に属する石垣島で,多くの学生にとってはおそらく初めて熱帯果樹やサトウキビなどを観察してもらいました。また,JIRCASの「国内外から飢えをなくすこと」を目的とした研究理念や「地球温暖化」を予想した研究について学ぶことができました。不良環境耐性作物や高バイオマス資源作物など多様な遺伝資源を活用した食料生産に期待感を持ちました。(猪谷)
 
 
 

パイナップル品種比較(果実の上の葉の部分「冠芽」(クラウン)をさしてふやす)
 


イネの2期作(田植え直後の水田と収穫期の水田)
 

サトウキビ野生種の品種保存
    
フェンロー式サトウキビ交配温室
 
 

マンゴーの水耕栽培(微量要素と生育の関係を試験)

 

人口傾斜圃場(栽培方法と土壌流亡の関係を調べる)
 
 

ライシメーターと地下部(地下部で肥料や水の流れ、根の観察などができる)
 
黒米のブランド「黒紫舞」
                    

お寺de PBL 9/5 訪問報告書(西願寺4回目)


〔参加者〕 薬師山・木村

〔内容〕
・米の袋詰めまでの作業の見学
        乾燥機    パイプを通って次の機械へ

                   籾摺り                 石や色の悪い米などを排除

    米を計量            袋詰め


            収穫後の米を乾燥機まで運ぶ作業の補助

 本来、収穫後の米は直接乾燥機に入れられるのですが台風前だということで自然乾燥にされていました。そのため乾燥機まで運ぶために小分けの袋に詰める作業をしました。
 
〔感想〕
今回の訪問で収穫されて袋詰めまでされている工程を見ることができて、自分たちが米を食べるまでの米の様子が少し分かったように思えました。スーパーで売られている米とは手間のかかりようが違うのではと思いました。また栗栖の米を栗栖のブランドとして売ることは今はできておらず、栗栖で作っているにも関わらず「近江米」として売られている現状です。ブランドを確立させることの難しさを知りました。
 また、作業を3人で行われているので米を小分けにして売るのが難しいようです。そのためここでは30㎏で一袋の米しか作っていません。米を育て、そして売るところまでの今までが、すごい労力のいることだったということが分かったと同時に、ブランド化のことや米をより買ってもらうための売り方を模索することなど課題はたくさんあると思いました。

(薬師山)



お寺de PBL 浄宗寺


訪問3回目である822日(水)、23日(木)に浄宗寺にてお寺de PBLの活動をしました。
822日(水)には、大字西円寺地域から車で約10分にある近江眞綿を製造している山脇源平商店さんに伺いました。ここは、繭から糸ではなく綿を作っている工房で、私たちは、眞綿製造工程の見学と体験、近江眞綿の歴史についてお話しを伺いました。実際に体験してみて、思っている以上に難しく、これこそ職人の技という事をあらためて実感しました。また、近江眞綿は約270年の歴史を有しており、私たちは江戸時代に書かれた『養蚕秘録』を拝見することもできました。その歴史が長く日本をこれまで支えてきた産業の一つを知ることができ、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
 その夜、地域の方々とお話しする機会を設けていただき、前回までお聞きしてきた獣害の具体的な被害や対策、農業の実態など様々な話を聞くことができました。また、私たちから地域活性化におけるSNS運営の提案をさせていただき、話し合いの末、実際にInstagramを利用し運営することになりました。 
 823日(木)には、前夜にお話をお聞きしたひょうたんを栽培されている方の畑へ伺いました。そこでは、様々の種類のひょうたんがつるされており、メンバー全員、興味津々でした。収穫のお手伝いもさせていただきとても楽しかったです。また、獣害対策を実際どのように行っているかを見学させていただきました。ネットや柵、天敵がきたら音が鳴る装置など様々な工夫を見ることが出来ました。
 今回の宿泊訪問にて、子どもからお年寄りまでさまざまの層の地域の方々と交流することができ、訪問だけではわからないことが浮き彫りになりあらたに発見することが多く、とても充実した訪問でした。また、私たちが運営しているInstagramにて私たちの活動や大字西円寺地域を中心に米原市のあまり知られていない素敵な場所などをたくさん投稿していきたいと思っています。重ねて、フォローもよろしくお願いいたします。
https://www.instagram.com/oteradechiikikasseika/