2018年8月31日から9月2日までの3日間,研究室4年生8名と教員有志4名の総勢12名で,沖縄県石垣島へ研修に行きました。
1日目,午前中は沖縄県農業研究センター(OPARC)石垣支所へ,午後は国際農林水産業研究センター(JIRCAS)熱帯・島嶼研究拠点を訪問しました。いずれも施設の説明と最近の研究内容についての説明を受けました。また,実際に研究圃場に出向き,イネ,サトウキビ,また熱帯果樹(マンゴー,ドラゴンフルーツ,パイナップルなど)や新規作物(エリアンサスなど)について視察しながら,現地での栽培方法,育種の世代促進,品種改良における問題点などの詳細な説明を受けました。
2日目,現地調査の一環として黒米の生産農家(石垣市白保)を訪問しました。石垣島における黒米生産の歴史と,現在の生産状況や加工品の販売について説明を受けました。また,実際に栽培された黒米を分けていただき,分析サンプルとして持ち帰りました。
亜熱帯海洋性気候に属する石垣島で,多くの学生にとってはおそらく初めて熱帯果樹やサトウキビなどを観察してもらいました。また,JIRCASの「国内外から飢えをなくすこと」を目的とした研究理念や「地球温暖化」を予想した研究について学ぶことができました。不良環境耐性作物や高バイオマス資源作物など多様な遺伝資源を活用した食料生産に期待感を持ちました。(猪谷)
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パイナップル品種比較(果実の上の葉の部分「冠芽」(クラウン)をさしてふやす)
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イネの2期作(田植え直後の水田と収穫期の水田) |
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サトウキビ野生種の品種保存 |
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フェンロー式サトウキビ交配温室 |
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マンゴーの水耕栽培(微量要素と生育の関係を試験) |
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人口傾斜圃場(栽培方法と土壌流亡の関係を調べる) |
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ライシメーターと地下部(地下部で肥料や水の流れ、根の観察などができる)
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黒米のブランド「黒紫舞」 |