日本の自転車乗りの憧れのレースで、古角選手が年代別日本2位になりました。
全長20.5㎞、標高差1260m、平均勾配6.1%、
ゴール地点の標高は国内舗装道路最高点の2720m。
ゴール地点の標高は国内舗装道路最高点の2720m。
今年の出走者3725名(完走3668名)。
古角選手が龍谷大学のヒト代謝実験室に来てくれたのが、レースの8週間前でした。
パワーウェイトレシオを上げたいということだったので、体脂肪率や筋肉量、ヘモグロビン、最大酸素摂取量を測定しました。
奥さんと子どもさんも同伴されて、やる気を感じます。
石原ゼミの学生たちも測定を手伝ってくれます。
測定結果をみながら、相談した方針は、
・体脂肪はあまり削るところがないのですが、さらに削ってみましょうか、
・ヘモグロビンをさらに上げて、高所での酸素運搬能力を高めましょう、
・下脚の筋肉をもう少し増やしましょう。
・上腕の筋肉が非常に多く、重りになっているので、少し減らしましょう、
というものでした。
そして、栄養についての話をして、基本となる考え方を伝えました。
(石原はサイクリストなので、自転車のことなら多少お役に立てるのです)
(石原はサイクリストなので、自転車のことなら多少お役に立てるのです)
それから7週間。
社会人として仕事を持っているだけでなく、3交代勤務の中で食事のことを気をつけるのは大変なことだったと思います。
奥さんが一緒に話を聞きに来て下さったことが、ここで活きます。
7週間後、古角選手はもう一度実験室に来てくれました。
測定してみると、上腕の筋肉が少し減り、体脂肪がさらに減り、下肢の筋肉が増えて、ヘモグロビンが上がっているという理想的な変化でした。
自信を持って臨める。
レース当日は、8:12分スタートだったので、速報サイトをチェックして、タイムが表示されるまで何度もクリックしました。タイム 1時間2分22秒、2位でゴールしました!
古角選手のコメント
僕だけの力ではなく、サポート頂いているおかげです‼️
競技に相応しい食事を摂り、トレーニングで身体を作りこめば結果が出せるというのを証明出来たので良かったです。
偶然ですが、古角選手は龍谷大学の卒業生。
縁ですね。
今回の取り組みに関係してくださった皆様、ご協力ありがとうございました。
何よりも、古角選手、本当におめでとうございます。
研究者としての興味を超えて、人間としてのモチベーションをたくさん頂きました。
(石原健吾)