お寺de PBL 「浄宗寺」


5月17日(木)の第1回ミーティングを踏まえ、6月7日(水)に「お寺de PBL」のキックオフミーティングをしました。
浄宗寺のある米原市や過疎化したお寺の事例を新聞や自治体のHPで調べた上で、どのように活動していくかという方向性を考えました。浄宗寺の周りの地域はどのような場所で人口が何人いるかについての情報がないため、初回の訪問時にお聞きすることにしました。
 6月24日(日)、715日(日)に「お寺de PBL」の活動で浄宗寺に訪問しました。

訪問1日目は、滋賀県米原市にある浄宗寺に初めての訪問でした。浄宗寺は米原駅から車で10分と私たちが思っていたよりとても近いと思いました。浄宗寺のある大字西円寺地域は一瞬時の流れが他と違うのではないかと思うくらいとてものどかな雰囲気で過ごしやすい場所だと感じました。
訪問時は、とても緊張していましたが、浄宗寺の前住職さんがとてもお優しい方で、すぐにメンバー全員の緊張がほぐれ、温かい雰囲気でお話しすることができました。
 前住職さんには、大字西円寺の成り立ち、言い伝えや地域の現状について詳しく教えていただきました。また、大字西円寺地域周辺の散策もしました。
 前住職さんにお話をお聞きして、獣害による農作物の被害や何年も移住者の方がいない事とともに確実に進む高齢化について地域全体で非常に悩んでいると実感じました。
 
訪問2日目は、前回の訪問よりも更に踏み込んだお話をお聞きしました。
特にハクビシン、イタチ、サル、シカ等の獣害の関しての実例を伺い、私たちが想像するよりも遥かに解決に至るには程遠い問題であるのだと痛感しました。また、かつて地域の特産物であった西円寺スイカの現在の実態や地域にあるもう一つの寺の黄檗宗萬福寺が湖国名刹巡り26番として日本人向けバスツアーの中継点であることや地域に商店がなく、食料、必需品を調達する術がないことを知りました。
今回、改めて西円寺地域を歩きまわりたくさん地域の良いところを見出すことができました。

(文責 お寺dePBL 浄宗寺グループ)