顕微鏡で観察します。
これが未受精卵
精子がやってきて受精し、重複受精を避けるため、卵の周りにゼリー状の膜ができます。
発生は1時間後に分裂するところから始まり、翌朝には、プルテウス幼生になり、すでに泳ぎ始めています。ウニは私たちと同じく、肛門が生じて最後に口ができるタイプの生物ですが、この時点で口ができます。泳ぎ回り餌を探しているとか。
高校の理科の教員になりたいものはもちろん、この実習でウニの発生を確認できて大喜びでした。前夜のウミホタルの発光も美しく、あまりの美しさに声ができました。こうした直接体験が、私たちの刺激になることがよくわかりました。
貴重な体験をさせていただきました。受講した学生のそれぞれに大きな学びがあったと思います。広島大学の向島臨海実験所の皆様には、心より感謝いたします。
(古本)