日本育種学会第148回講演会に参加しました(生命・小野木研)

 91011日に札幌コンベンションセンターで行われた日本育種学会第148回講演会において、当研究室(生命データ科学研究室)修士2年生の木南綾子さんがポスター発表を行いました。演題名は「多形質・多環境データにおける表現型値補完及び育種価予測手法の比較」でした。

 作物の品種改良を行う過程では、様々な環境(地域や栽培条件)で作物の様々な性質(収量、品質、開花期など)を測定し選抜の指標とします。しかし、栽培記録が常に順調に得られるわけではなく、どうしても記録には欠損が生じます。そのような欠損をどのように埋める(補完)すればよいか、また欠損があるなかで、どのように遺伝的に良い品種を選ぶことができるか(遺伝的な良さの指標を育種価という)について、様々なオープンデータを用いて手法の比較を行い検証しました。

修士1年のときは質問にうまく答えられなかったことも多かったようですが、今回は前回よりも質問の内容を理解し答えることができたようです。そろそろ修士での研究もまとめなければいけない時期になりましたが、一層の頑張りを期待しています。

発表前の様子

熱心に説明しています

小野木