3月5日に播種したトマトを使った実験が4月12日から始まりました。1回目と2回目の実験はトマトの葉からのDNA抽出、PCR、制限酵素処理、電気泳動にトマト苗の移植と盛りだくさんです。DNAマーカーによる遺伝子型調査から単為結果性か非単為結果性か判別し、各遺伝子型の苗をポットに移植します。
左から3月11日,14日,21日の苗の様子 |
トマトの葉からDNAを抽出後、PCRにより目的領域の塩基配列を増幅します。増幅したPCR産物をアガロースゲルのウェルへ入れていきますが、久しぶりのピペットマンの操作で、皆さん、緊張しながらの作業でした。
ピペットマンでPCR産物をウェルに注入 |
上だけバンドが出ているのが野生型ホモ(非単為結果性)、二本バンドが出ているのがヘテロ、下のみバンドが出ているのが変異型ホモです(単為結果性)。少しバンドの分離が悪いチームもありましたが、皆さん、きっちりバンドは出ていました。移植した苗は牧農場に移動し、5月9日に定植予定です。とりあえず当日、雨でないことを願うばかりです。
Del22の電気泳動写真 |
野菜園芸学研究室 滝澤