食料農業システム学科では、食料農業システム実習B「ラオススタディツアー」を2025年8月24日から31日にかけて実施しました。2回生3名と3回生6名が東南アジアのラオス、ルアンパバーン県を訪問し、農業や食、地域の文化などについて見学や体験をしました。
8月29日午前中には、ルアンパバーン郡のラオス不発弾処理プロジェクトビジターセンターを訪問しました。ベトナム戦争の時期に投下された爆弾が不発弾となった結果、農村の人々にいかに甚大な被害を与えてきたかについて映像や実物などの展示から学びました。また、現在進行中の除去処理や子供たちへの教育などの取り組みについても理解しました。
8月29日午後は自由行動の時間。受講者はそれぞれにルアンパバーン郡の世界遺産指定地域などを散策し、食事や買い物、伝統衣装体験などをたのしみました。
8月30日にはルアンパバーン国際空港を出発、バンコクでのトランジットを経て、31日朝に関西空港に帰国しました。
帰国後には、スタディツアー全体をふりかえって、受講者がそれぞれの視点からレポートを作成しました。レポートには、訪問先の農村や牧場、市場、博物館などの思いがけない発見や、日本とラオスの食や農を比較して得た気づきなどがくわしく記録されていました。さらに次の参加者にむけてのアドバイスやコメントなども寄せられました。
このようにして、受講者全員が2025年度ラオススタディツアーのすべてのプログラムを無事に完了できました。ご協力いただいた関係者のみなさまに感謝申し上げます。(落合、竹歳)