昆虫の共生細菌についての講演会

 7月27日(金)、入門ゼミ(4組:樋口、6組:ウェンダコーン先生、8組:森泉先生)と総合演習II(樋口ゼミ)で、「昆虫の大繁栄を支える共生微生物」、「カメムシの性質を変える共生細菌」と題して、国立研究開発法人産業技術総合研究所北海道センター主任研究員菊池義智博士に講演をしていただきました。「ハネカクシが体内にもっている毒物質は、共生細菌が作っている」、「殺虫剤成分を分解できる共生細菌を体内に取り込んだカメムシは、薬剤抵抗性を獲得できる」、「生きていくために必須の共生微生物を、幼虫期に経口的に取り込む」など、興味ある事例を沢山紹介していただき、学生達からもさまざまな質問がでました。また、菊池氏と議論をするなかで、卒論研究のテーマになるような課題が見つけられました。(樋口)