地震の後の北海道で

北海道胆振東部地震から5日後の9月11日、十勝へ行きました。
この地域は揺れによる被害はほとんどなかったのですが、停電は大きな影響をもたらしました。日常生活はほぼ普通通りになっていましたが、コンビニやスーパーの食料品は品薄状態で、牛乳・乳製品はほとんどありませんでした。
ホテルも飲食店も客が少なく、いつもはよく見かける外国人観光客に遭遇することもありませんでした。

今回の停電で、酪農は大打撃を受けています。搾乳は欠かせないので、地域にある発電機をやりくりして搾乳をしていました。そのため、農業団体の職員は徹夜で支援にあたっていました。
以前からお世話になっている牧場では、牛舎の新築にあわせて発電機を導入していました(写真下)。こうした農場は増えてはいるものの、全体からみれば多くはありません。
乳牛は、搾乳しなければ乳房炎になってしまいます。そのため、集乳がなく廃棄することがわかっていても搾乳をしていました。
夕方、ある農協を訪問しました。節電のため残業はしないことになっているのですが、畜産の担当課だけは全員が慌ただしく仕事をしていました。


町の中からは牛乳・乳製品が消えていましたが、酪農家が経営するカフェでは新鮮な牛乳を存分に飲むことができましたし、ヨーグルトとソフトクリームを合わせた商品も味わうことができました。
農業の6次産業化の強みを実感したひとコマでした。
(淡路)