1期生(4回生)は先輩がまったくいない中、自力で工夫しながら就職活動を行い、一定の高い成果を出したように思われます。内定保有率、進路決定率とも農学部は龍大の中で最も高い数字を示しており、就職先も他学部に比べて見劣りするものではありません。
2期生(3回生)からは「先輩の経験を通した意見をいろいろ聞きたいし、多くの職種ごとについても話を聞きたい」という意見がこれまでも数多く寄せられていました。
そこで、4回生の中から有志を募り、多様な職種の就職に関する相談イベントのようなものを実施した次第です。
当日は、4号館3階の演習室を使い、「食品商社の間」「小売業の間」「農産物卸業の間」「物流業者の間」「農業関連資材(農機)の間」「食品メーカーの間」「金融の間」「JAの間」「外食産業の間」「その他の間」「公務員の間」という10分野ごとに3回生が話を聞いて回るという形式をとりました。フランクに質問を行うことから、就活への疑問や不安を解消してもらえる数多くのコメントをもらえたことと思います。
真剣な表情で先輩の話を聞く3回生 |
通常、ゼミごとには、いらなくなった就活関係の本を譲り受けたり、話をしたりといった4回生との交流はあるかと思いますが、学科全体でしかも就職分野ごとにという意味ではかなり珍しい企画だったかと思います。
水曜日の3~4講時というのは講義出席の関係から、興味をあるので話は聞きたいけれど出席できないという3回生の声も聞きましたが、まずは可能な範囲でという形で実施したという事情があります。ということで、特に3講時は参加者が少なく、少々不安に感じていましたが、4講時になると数多くの3回生が会場を回っている様子を目にいたしました。
特徴的なことは、女子学生の参加が目立ち、積極的に質問を行っていることが印象的でした。男子学生も多く参加しているのですが、少し気を使いながら、引き気味にという人が多かったように感じました。
少しでも将来への不安を解消して、自信をもって自分の進路の方向を考えられるキッカケとなってくれたらと思っています。
最後に、協力してくれた4回生の皆さん、卒論作成・卒論報告会の準備で忙しい中、長時間協力してくれて本当にありがとうございました。(宇山)