北海道十勝地域で実態調査を行いました

9月8日から10日まで、香川ゼミの4回生有志が北海道十勝地域の畑作経営、酪農経営、肉牛経営等の実態調査を行いました。毎日、朝から晩まで調査をしたのでクタクタになりましたが、学生達はとてもよい経験をしたようです。



土づくりのために輪作体系に放牧養豚を組み込んでいる経営。髪や服にすごい臭いがつきましたが、これも経験。



肉用牛経営としては日本最大級のギガファーム。ブランド肉の開発、加工品の販売、飲食店経営もやっています。衛生管理のために完全装備。



小麦の製粉も手掛けている食品商社で農家との契約の仕組みを学ぶ。この会社の小麦粉は超メジャーな製パン会社の高級パンに使われています。「就活前にこの会社を知りたかった」と言う学生もいました。



先ほどの商社に小麦を出荷している畑作経営で巨大コンバインに搭乗。タイヤの高さは学生の身長以上。気分はアニメにでてくるロボットの操縦。



ちゃんと調査もしました。小麦以外の主な作物はジャガイモ。段ボール箱も黒いコンテナの中も全部ジャガイモ。これでも収穫のほんの一部だそうです。



六次産業化(農産物加工)に取り組んでいる畑作経営で調査。倉庫の中で採集コンテナに座ってヒアリングするのが調査の王道。



ジャージー牛を飼育している酪農経営。ホルスタインに比べると搾れる牛乳の量は少ないが味は濃厚。



衛生管理のためにここでもブーツカバーを着用。庭先で立ったままのヒアリングもよくあることです。



某菓子メーカーにジャガイモを出荷している畑作経営で調査。ハーベスターでの作業中にお邪魔しました。



今回は農場脇のスペースで採集コンテナに座ってヒアリング。外でお話を聞くことも調査の典型的なパターンのひとつ。



目にするものすべてが新鮮だったようです。学生達はすっかり十勝地域のファンになりました。「秋か冬に十勝を再訪する」とか「十勝の農業と食品産業の連携に卒論のテーマを変えたい」などと言い出した学生もいます。今回得た知見が何かひとつでもよいので学生達の研究に活かされることを期待しています。調査にご協力いただいたすべての方々に感謝いたします。

(香川)