肺魚の実物に驚き、カンブリア爆発の様子を種数によって表現する展示や、階段を上がることで実感する展示などで味わい、屋上の食草スペースでいろいろな植物の観察をさせていただきました。
展示されている細胞の模型に見入っています。
ナナフシが意外と俊敏に動くことを知りました。
季節外れの蝶を見つけました。
一番、盛り上がったのは、次のパネルの前でした。
実物をうまく模した展示では、手で触れることで理解が進みます。実物の食草を前にしたり、展示物を楽しんでいるうちに、大学での学びを体で覚えていくようです。頭で理解していることを、体を動かして感じることで、ずいぶんと理解が進んでいるように見えました。いつ来ても、なんど訪ねても、新しい面白さを発見できる場所です。
感覚的には、この館が考える「生命誌」の考え方と、我々が目指している仏教の感覚をもって科学に臨むスタイルには、共通性があると思うのです。
(古本)