酪農家による6次産業化の取組みをフィールドワークしました

2020年11月23日、落合ゼミの選択参加型フィールドワークで、3回生2名が滋賀県竜王町の古株牧場を訪問しました。

古株牧場は、酪農と乳製品開発の取組みによって、2019年に「農林水産大臣賞(6次産業化部門)」、2020年に「農林水産祭天皇杯(多角化経営部門)」をそれぞれ受賞されています。 日本各地でナチュラルチーズ生産者が増加する中、滋賀県産の個性的なチーズとして、湖華舞」ブランドの各種チーズが注目を集めています。


ゼミ生はチーズ、バター作り体験コースに参加しました。古株さんが講師となって、乳利用できる家畜の種類の広がりや、牛乳からチーズやバターができるしくみを解説してくださいます。

今回は、最初にフレッシュチーズ、モッツアレラ・チーズ、ストリング・チーズの3種類を作り、続いて生クリームから乳脂肪を分離してバターを作りました。ゼミ生はわからないことが出てきたら質問を投げかけたり、途中のプロセスを撮影をしたりしながら、作業を進めていきます。

モッツアレラ・チーズを成形しているところ。
自分でやってみて初めて、タイミングの見きわめと思い切りが大切だとわかりました。

最後に、できあがったチーズとバターを試食します。自作の味と香りに大満足のゼミ生たち。しぼりたての牛乳とホエイ(乳清)やバターミルクの飲みくらべは、普段はなかなか実現できません。貴重な機会です。

酪農について、また、乳製品をめぐる食文化やフード・ビジネスについて、最先端の取り組みを現場で学ぶ有意義な時間になりました。ご協力をいただきました古株牧場のみなさんに、心より御礼申し上げます。(落合)