「もうひとつの学外実習」の第二弾は、7月24日に京都府の京丹波町にある篠ファームで実施されました。
篠ファームは、世界一辛い唐辛子としてギネスブックに載ったことがあるハバネロを日本で初めて栽培したことで有名です。しばしばテレビ番組などで紹介されています。
はじめに契約農家さんの圃場へ行き、ハバネロをみることができました。「試しにかじってみて」と差し出されたハバネロを少しかじった(勇気ある?)学生の反応・・・それをみただけで、あとに続くものはいなくなりました。マスクをしたまま切り口の香りを嗅いだだけで強烈な辛さがわかりました。この辛さゆえに、猪や鹿などに食べられるという獣害に遭うことがなく、中山間地帯に適した作物です。
ハバネロをみる |
香りで十分辛さがわかります |
ハバネロを圃場でみた後、篠ファームの事務所で社長の高田さんからこれまでの取り組みについてお話をうかがいました。はじめは見向きもされなかったハバネロを苦労しながら辛抱強く売り込み、今では大手商社から商談が来るほど全国的に注目される存在となっています。激辛の唐辛子の種類もハバネロだけではなく、現在40種類ほどの唐辛子を扱うようになりました。作り手の農家さんは、中山間地域の高齢者がほとんどです。農業生産の条件が不利な地域で、小規模生産者をつないで、オンリーワンのビジネスを展開する高田さんの情熱が伝わってきました。
ハバネロのソースをもって記念撮影 |
お土産にハバネロのソースをいただきました。猛暑が続いていますが、参加した学生たちは、辛いものを食べて暑さを吹き飛ばしているのではないでしょうか。
篠ファームのみなさま、契約農家のみなさま、有難うございました。 (淡路)