8月7日、8日に、龍谷大学ではオープンキャンパスが開催され、農学部でも各学科でイベントが行われました。
植物生命科学科では、学科や各研究室の紹介ポスター&動画の展示に加えて、学科教員が執筆に関わった教科書などの書籍類の展示を行いました。展示会場では学科教員と在学生が常駐し、参加された受験生や保護者の方々からのさまざまな質問に対して、教員や在学生、それぞれの目線での回答を行いました。
展示会場では、センチュウが感染した植物の根を観察するための顕微鏡も設置して、参加者に顕微鏡観察を体験していただきました。こういった観察をするためには、植物組織を固定・薄切りして、よく見えるように染色したものを用意する必要があるのですが、今年の3年生が実際に学生実習で作成したものを用いました。高校の生物教科書では出てこないようなサンプルを実際に観察することで、農学部での学びの一端を感じていただけたかと思います。
また、農学部では、各学科がそれぞれ、学科での教育・研究の様子を感じてもらおうと様々なイベントを用意していましたが、植物生命科学科では学生実習体験を企画しました。今年は古本先生による【植物の気孔を顕微鏡で観察する実習】でした。コロナ禍対策もあり、限られた時間、限られた人数でしたが、7日・8日ともにほぼ予約人数いっぱいで、盛況のうちに終了しました。農学部生が普段、さまざまな実習のために利用している学生実習室で行ったこともあり、受験生や保護者の方々にも【農学部生】のイメージがおぼろげながらも湧いたのではないでしょうか。
今年度はコロナ禍対応で予約制になるなどの不便もありましたが、限られた参加者数の中、その分、じっくりと質問対応や実習体験を行うことも出来ました。来年も含めてコロナ禍でまだまだ先の見通しが不透明なところもありますが、今後のオープンキャンパスイベントにも是非ご注目ください。
(別役)