2022/の総合演習1において、筑紫女学園大学現代社会学部の上村真仁教授によるゲスト講義「持続可能な地域づくり軋轢と対立を乗り越えて ~よそ者・専門家の役割~」を実施しました。
沖縄県石垣島のWWFジャパンによる珊瑚礁保護研究センターで活動されておられた上村氏の経験を中心に、内発的な地域おこしとは何かについて、ゼミで考える機会となりました。特に「よそ者」が地域の中に入っていくことについて、受講生は強い関心を持ったようでした。
Zoomによるオンライン講義 |
ゼミ生からは、地域社会からの信頼を得る過程についての質問が出るなどし、これからのフィールドワークに向け、上村さんのお話をどう生かすことができるのかを考えるきっかけにもなったようです。
また、感想としては、以下のようなものが上がり、地域活動のリアリティを学べる機会になりました。
--- 農家と海のつながりを可視化する取り組みというのは面白いと思ったし、つながりという部分はグループ活動で参考にできそうだと思った。(TM)
--- 地域の子供達が赤土の問題を知ったことで植物を植えたりその植物でお茶を作ったりすることができた。地域全体で動く力の強さを感じました。(TT)
-- 地域づくりはその地域のコミュニティが主体、内発的であるという2つの考え方が今後にもかなり生かせそうだと思った。話を聞いて専門家は地域の触媒という言葉が印象に残った。あくまでも地域づくりはその地域に住む人達が主体で無いといけないということが凄く表された言葉だと感じた。(YM)
上村さんの講義後、衛生面に配慮しながら、地域の方々が、特産物として生産、販売している、「月桃茶」と「油みそ」を試食しました。地域ブランドの可能性についても議論する機会を持つことができたと思います。
月桃茶のパッケージは 筑紫女学園大学の学生さんがデザイン |
ややクセのある味とのことでしたが、 大半の学生からは「おいしい」の声が上がりました |
油みそには、白米やキュウリに合いそう!との声が。 |
上村さん、貴重なお話を聞かせていただき、ありがとうございました。(中川)