6/3、食料農業システム学科の1年生が受講する入門ゼミ(7・8組)において、ゲスト講義を実施しました。講師は、昨年度に引き続き、総合地球環境学研究所の外来研究員である、真貝理香さんにご担当いただき、「ミツバチがつなぐ食卓と都市」というテーマで、ご講演いただきました。
ミツバチやハチミツは身近な存在ですが、その生態や役割、社会への影響が十分に知られているとは言えません。
真貝さんの講義では、フードシステムと結びつけ、具体的な話をたくさん盛り込み、お話ししていただけました。
学生からは、
・はちは何の目的で蜂蜜を作りますか?
・オバチが生まれる確率は大体何%くらいの確率ですか?
といったハチの生態に関する質問に始まり、
・在来種のミツバチでつくる作物と、外来種のミツバチでつくる作物は味が違いますか?
・農福連携養蜂の取り組みを行うメリットは何ですか?
・日本で養蜂が始まったのは何時代の頃ですか?
など、幅広い関心が寄せられました。
また、授業後にも、
・花の種類で蜂蜜の風味は変わったり、蜂の種類で蜂蜜の取れる量が変わりますが、花の種類で蜂蜜の採取できる量は変わるのでしょうか?
・今日本にミツバチの蜜源となる果樹がどんどん減っていますが、養蜂する時にはこの問題をどのように解決するのか
といった質問が出るなど、環境や食と結びつけ、さらに「アンテナ」を広げる機会となり、農学の幅広さ、農業と社会とのつながりを学ぶことができました。
真貝さん、ありがとうございました。(中川)
<最後に参加者で記念撮影>