3月6日から9日まで、香川ゼミ3回生有志による北海道十勝地域の実態調査を行いました。テーマは「大規模畑作地域における農家と企業の連携に関する調査」です。
十勝地域では原料農産物を生産する農家と加工企業が連携し、小麦や澱粉、加工食品、砂糖等が生産されています。その連携の実態について農家と加工企業の双方に対し、ヒアリング調査を実施しました。
ポテトチップス用の馬鈴薯を生産している農家でヒアリング。採集コンテナに座ってお話をお聞かせいただく王道スタイルの調査。
その馬鈴薯をポテトチップスに加工する企業でヒアリング。農家や地域との共存を強く意識しておられました。
小麦を契約栽培で生産している農家でヒアリング。小麦だけでなく山わさび等、新しい作物にも挑戦しておられます。
圃場見学の際には、靴に付着している菌が入り込まないようにするためにオーバーブーツを着用します。
小麦を製粉し、大手パンメーカーの高級食パン用小麦粉として出荷している企業でヒアリング。農家との連携関係をとても大事にしておられました。
砂糖原料であるビートの生産を行っている農家でヒアリング。育苗作業を見学させていただきました。紙の筒をつなげたものにタネを蒔いて育苗し、それを定植機でバラしながら植え付けます。
製糖企業でヒアリングしました。ウエルカムボードまで作ってくださいました。農家との信頼関係をどう結ぶべきか、農家と企業が同時に豊かになり、ともに地域発展に尽くすためにはどうすればよいかを考えておられました。
また、砂糖の生産工程を見学させていただきました。工場見学時は安全第一なので完全防備です(工場内は撮影NG)。
農家、企業の方々、本当にありがとうございました。
また、今回の調査では、帯広市商業労働課のスタッフの皆様方に全面的に協力していただきました。感謝申し上げます。
(香川)