歩いて、見て、食べて知る:宮古島での実習(2)

中川ゼミによる宮古島実習2日目は、テーマ別でグループ活動を行いました。目的は、フィールドワークの立案と実行、そして宮古島の農業、観光、食についての学習です。

*1日目の様子はこちら。

行き先を3ヶ所に分け、見学やインタビューを実施しました。どこに行くのかという訪問先の選定から始め、ゼミ生が一からプランを立てた、はじめてのフィールドワークでした。

<公設市場グループ>

食×観光をテーマに、宮古島市公設市場内のうえち八百屋にてインタビューを実施。同店は、50年以上の歴史があり、食品販売における工夫や近年の変化などについて詳しく聞かせてもらうことができました。

沖縄をイメージしたパッケージの商品や
生鮮食品を扱っています

島から持ち出しできない物を知り、

農業と環境との関係を学ことができました


直接お話を聞かせていただけたことによって、用意していた質問のほかにも情報を得ることができ、充実したインタビューができました。ただ、どうしたら質問の意図が通じるのかなど、ことば選びに苦戦もしたようです。


<飲食店>

食×文化をテーマに、このグループでは、宮古島(沖縄)ならではの飲食店をめぐり、食文化の一端に触れました。観光客が何を求めるのかということと当時に、沖縄「らしさ」とは何かを考える機会にもなりました。

沖縄そば=三枚肉、ソーキそば=骨つきあばら肉(ソーキ)を
トッピング


タクシー運転手の方から情報収集し
低価格と広く好まれる味の人気店Ruler's TACORICE」へ。


沖縄のアイスクリーム有名店「ブルーシール」にて。
沖縄ならではの味+昨今の「映え」を意識した店内装飾


<観光農園>

宮古島にはたくさんの観光農園がありますが、このグループは、農×観光をテーマに、老舗の一つ「ユートピアファーム宮古島」を訪れました。1992年、当園でのマンゴー栽培をスタートさせ、2001年、同園がオープンしました。

観光客がオープン前から列を作る人気スポット


国内生産のほとんどを占める最もポピュラーな品種アーウィン
アップルマンゴーの名前で知られる


マンゴーを使ったスイーツもたくさん


各マンゴーの栽培の様子を知ることができ、マンゴーソフトクリームやジュースなどを楽しむことができ、観光と農業を組み合わせることの可能性を実感できました。

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公共交通機関があまり便利ではない土地でのフィールドワークの計画と実行は、簡単ではなかったようですが、経験できたことは次につながることでしょう。中川ゼミでは、後期もグループワークを継続していきます。(中川)