基礎演習1は、2年生対象の科目で、研究室配属の参考にするために、学科構成員の先生たちの研究内容を紹介する時間を設けています。研究する自分を思い描いて、「あの人と一緒に面白い研究できたらな」と思いを馳せて、ついては普段の学びの態度に反映してもらいたいというのがこの科目の設置の趣旨です。
研究室配属には目の前の楽しさだけでなく、研究室を出た後、つまり卒業後の自分を想像するのも大切で、その観点から15回の講義回数の中で2回ほど、外部の講演者にキャリア講演をお願いしています。
今週は、タキイ種苗株式会社の副農場長、福岡さんにお越しいただき、福岡さん自身のキャリア形成過程、タキイでの仕事の様子などを教えていただきました。
彼らの受講後のアンケート結果から少し彼らの言葉を抜粋します。
学生(1)単為結果性で農家さんなどから従来のものには戻れないと言わせるほどのものを作ったことに感動しました
学生(2)1つの種を作るのには、さまざまな立場の人によってニーズが異なっており、1つの良い品種を作るのには、全てをクリアしていないといけないということを聞いて、大変な仕事だと感じましたが、動画の内容を見て、やりがいも沢山あり色々な職種の人がいたので、これから自分に合った職種を探していけたらいいなと思いました。
学生(3)大学2回生までの授業では、広く浅く知識を付けていることがほとんどですが、1つの研究をより掘り下げていて、話を聞いていてとてもわくわくしました。僕も自分の興味あることを見つけたいと感じました。
などなど、講演を拝聴し、学生たちの目が見開かれていく様子がわかりました。
福岡先生、お忙しい中、お時間をいただきまして、大変ありがとうございました。
(古本)
みんなのキャリア意識が高まり、熱心に聞いています。