奈良県・西本氏によるイチゴの講演会

 2024621日、1年生を対象とした入門ゼミで、奈良県大和野菜研究センターの西本登志所長から、「わが国におけるイチゴ栽培・品種の歩みと奈良県における品種開発」と題してご講演いただきました。好評であったため昨年に引き続いてお越しいただきました。イチゴの栽培技術や品種の歴史から始まり、現在栽培されているイチゴ品種の特徴、奈良県のイチゴ新品種の紹介、品種登録制度など盛りだくさんの内容でした。華やかに見えるイチゴ新品種の育成には大変な労力と時間が必要なこと、クリスマスにイチゴが食べられるのは、イチゴを休眠させない促成栽培技術が開発されたからであること、専門家でも意外と知らないイチゴが美味しい時期など、他では聞けない貴重なお話も聞かせていただきました。今回イチゴに関する理解を深めたことで、今年の冬のイチゴはこれまでと違った味わいになるかもしれませんね。

(植物病理学研究室 平山)