海外農業体験実習A-タイ(後半)

 4日目午前中にカセサート大学農学部でウェルカムセレモニーがありました。農学部Sudsaisin先生からのオープニングのご挨拶の後にSaroch先生(獣医生理学博士)によるタイの畜産・農業に関する講義(英語)を受けました。ドリアンとアルコールを一緒に摂取すると危険という話は驚きました。Saroch先生は岐阜大学で博士号を取得していて、日本語も堪能です。その後、カセサート大学大学院生の案内で大学のRapee Sagarik Orchid gardenを見学し、組織培養などについて説明を受けました。

             Saroch先生による講義
             大学院生による大学案内

午後から、Talad-Thai Wholesale Marketに行きました。このマーケットは非常に広くて、熱帯の果物や野菜は数多くありました。唐辛子売り場一帯では、辛み成分が空気中に漂っているせいか、みんな咳が出たり、鼻がむずむずしたりしていました。

            市場の責任者から説明を受ける
             おいしそうなRambutanが沢山!
                   バナナ
                   唐辛子!
5日目午前中はNakhon Ratchasima地方に行き、カセサート大学のResearch Farmで畜産学に関する講義を受けました。また、pork-cookingや牛への餌やりを体験しました。昼食後、Corn and Sorghum Research Center で講義を受けました。ここでは多くの学生が2つ以上質問をして、タイでの滞在や英語でのコミュニケーションにようやく慣れてきた様子でした。その後、Sweet cornを育てている農場にも行き、さらに活発な質疑応答が行われました。

             畜産に関する講義
              料理体験
             牛に餌やり体験
            Corn/Sorghumに関する講義

熱心に質問する様子①

熱心に質問する様子②

6日目午前中は発表の確認や準備など、午後から3グループの発表が行われました。初めての英語による発表は緊張もあったと思いますが、質疑応答にも対応して、無事に終わりました。


            「ココナツシュガー」チームの発表
             「お米」チームの発表
             「タイのMeal Type」チームの発表

夕方はタイでの最後の夕食です。Montaさんがタイスキ(タイ風しゃぶしゃぶ)の店に連れて行ってくださいました。KU Homeに帰った後、みんなでKU Home前で最後の写真を取りました。この運転手さんと車にも大変お世話になりました!

7日目 台風が日本に上陸することが予測され、その心配もあったので、少し早めの出発時間(朝4時)に変更し、バンコクSuvarnabhumi空港へ向かいました。結果としては、台風の影響はなく、無事に予定通り朝8:25にバンコクを出発し、15:55に日本へ到着しました。

全体を通して
カセサート大学の引率者であるMontaさんが常に英語で丁寧に説明してくださったおかげで、現地の方と細かい内容までスムーズに会話ができたと思います。車による移動も快適で、参加者全員が体調を壊すこともなく、無事に実習が終わりました。
最初、学生達は英語で質問するのを少しためらっていましたが、質問をする時の「コツ」などを改めて説明し理解すると、後半からは自ら英語で質問するようになりました。特にコーンリサーチセンターでの講義では熱心に3つぐらい質問した学生もいました。英語が壁になっているよりも、話しを聞いて直ぐに質問するという質疑応答に慣れていなかったことが壁だったように思います。この実習で学んだこと今後の勉学などで活かしてほしいです。
カセサート大学の教員の皆様、Monta様、KU学生の皆様、KU Homeの皆様、
ありがとうございました!
(ウェンダコーンS.K.