本日の基礎演習では、学部を卒業して就職した学生2人に講演をお願いしました。
対象は2年生の後期の学生で、3年生になると就職活動が始まります。その前に、就職活動の経験談を語ってもらい、いつから始めたのか、何から始めたのか、実際活動して何を感じたのか、就職後の今は何をしているのか、など教えてもらいます。
笹本くんは三重県庁に農業技術職で就職し、土壌診断や低肥料での栽培方法、循環型農業などを研究しているそうです。地元の三重に帰るという選択と、どう自分の進路を地元に活かすかを考えて、その進路を選んだということでした。体験をもとに面接でのちょっとしたコツなどを教えてくれて、学生たちは熱心に聞いていました。
続いては、敷島製パンPascoに就職した永井さんです。
食品開発部に所属し、高級パンの開発に携わっているという現状を話してくれました。開発商品が世の中に出るまでの過程を説明してくださり、少量で開発できても大量生産(工場ライン)で問題が生じることがあるなど、開発ならではの苦労を教えてくれました。もちろん、その分のやりがいも、話してくれている笑顔から察することができました。
受講生たちからは、就職活動の実例に触れて大いに刺激されているようでした。受講後の、100名分のコメントを読んで、ちゃんとメッセージは伝わっているなと感じました。講師に来ていただいた卒業生に全てのコメントを届けようと思います。やった甲斐があったと、喜ぶと思いました。以下、彼らの受講後のコメントの一部を抜粋します。
コメント1)
笹本さんのお仕事と永井さんのお仕事は職種的には全然違うものだとは思うのですが、どちらも結局人と積極的に関わることが重要で、関わると言っても話しかけるだけとかではなくて、その人がどんな人なのかとか、自分は何が得意なのかとかをしっかり見極めて上手く立ち回りながら楽しむのが大事なんだなと思いました。お二人ともお話しするのが上手で、とても聞きやすかったです。ありがとうございました。
コメント2)
私は院進学を目指しているから、どうなるかはわからないけど、食べることが大好きなのでもし就職するなら食品開発系の職業に就きたいとおもった。 大学時代に研究した内容と就職してからする仕事は大きく異なるけど、あきらめない姿勢や勉強に対する姿勢は同じなんだと気づいた。
(古本)