9月の18日から20日まで、福岡市の国際会議場で行われた、「日本植物学会第89回大会」に修士の学生1名と参加しました。
この学生は2年前に行われた札幌大会に学部4年生として参加した経験を持ちます。2年前は、発表後の質疑応答で、「それはトランスローコンを介しているのですか」という質問を受け、初めて聞くカタカナ専門用語にドギマギして、結局「まだ知識不足で質問が理解できません」と答えてしまった経験を持ちます。これはこれで正しい応答なのですが、知識不足を曝け出してしまったことに恥ずかしさもあったはずです。
その時から2年たち、今回は堂々と発表し、質疑にも正しく答えられていました。発表後には、私たちの分野の大御所の寺島先生にデータが明瞭なことを褒められもしたようで、意気揚々としておりました。これまでに参加した、札幌大会、アジアオセアニア光合成会議、と比べ楽しかったと話していました。
随分成長したなと実感しました。2年間の修士課程でほぼ毎日実験し、結果を議論し、落ち込むことも多かったろうけど、そうしたやりとりを重ねここまで成長したのですね。あとはこの仕事を論文化する段階が残っています。引き続き、卒業に向けて頑張って欲しいです。
(古本)