社会人受講生の方々と「田んぼで野菜やマメ類を作る」

2016/11/10,24
RECコミュニティーカレッジ(くらしと健康コース)で「田んぼで野菜やマメ類を作る」を牧実習農場を会場に開催しました.講師は,実験実習助手の吉良先生と吉村先生,そして大門が担当しました.滋賀県の農耕地約5haの中で水田の占める割合は90%を越えます.コメ生産者は「環境こだわり米」栽培などの工夫をしながらも,コメ中心の農業を取り巻く状況の厳しさに直面しています.そのような中,水田を利用して多様な農作物を栽培する努力もしています.過剰な水分条件のもとで畑作物を生産するには多くの課題があります.そこで,秋から冬にかけて収穫する野菜類とマメ類に焦点を絞り,水田を畑として利用する際の問題点を解説し,水田転換畑の土壌の特性を数値で表すための土壌診断技術の基礎も体験してもらいました.受講者は県内外から9名,皆さん,実際に作物が栽培されている圃場に出て,この時期の転換畑に育つ野菜類やマメ類を手に取り,多くの質問をしてくれました.冷たい風が頬を刺す中でしたが,受講生との対話を楽しみました.

(文責:代表して資源生物科学科 大門)