世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」を視察しました

2016年12月19日、「琵琶湖と共生する滋賀の農林水産業推進協議会」設立準備会有志の方々と、2015年に世界農業遺産に認定された「みなべ・田辺の梅システム」(和歌山県)を視察しました。

「みなべ・田辺の梅システム」は、養分に乏しく礫質で崩れやすい斜面を利用して薪炭林を残しつつ梅林を配置し、400年にわたり高品質な梅を持続的に生産してきた農業システムです。薪炭林を残すことで、水源涵養や 崩落防止等の機能を持たせ、薪炭林に住むニホンミツバチを利用した梅の受粉、長い梅栽培の中で培われた遺伝子資源、薪炭林のウバメガシを活用した製炭な ど、地域の資源を有効に活用しています(みなべ町HPより)。

「琵琶湖と共生する滋賀の農林水産業」の世界農業遺産への認定をめざす取り組みの中で、先行事例を実際に確認できた有意義な視察となりました。(竹歳)