研究論文が出版されました
Varietal differences in the growth responses of rice to an arbuscular mycorrhizal fungus under natural upland conditions
(自然畑作条件下でのアーバスキュラー菌根菌に対する生育応答におけるイネ品種間差)と題するささやかな論文がオンライン学術誌
Plant Signaling & Behavior
に発表されました(
http://dx.doi.org/
10.1080/15592324.2016.1274483
)。畑信吾らのグループが前任校で行った圃場試験の結果を龍谷大学でまとめたものです。あらかじめ菌根菌を接種したイネ苗を圃場に移植して収穫まで育てたところ、私たちになじみ深いニッポンバレやコシヒカリなど日本型イネの生育や収量にはあまり変化がありませんでしたが、
ARC5955
というインド型イネは非接種に比べて生育が著しく促進されモミ収量も大幅に増加したという結果を記しています。出版にこぎ着けるまでには苦労がありましたが、原稿が受理されたあとラオスからの留学生であった筆頭著者から
I am so happy!
という電子メールをもらい、ドイツの秀でた若手研究者から早々とゲラ刷り
PDF
を送るよう要請があって、少し安堵感がわきました。 (畑)
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