えだまめの選果場視察

2017年8月7日、台風の迫るなか岐阜県にあるJAぎふのえだまめ選果場を視察しました。えだまめの生産は大雑把に言うと東高西低で、関東、東北、北海道の生産量が多いのですが、京阪神市場には岐阜県や徳島県から多くのえだまめが出荷されています。

えだまめの収穫適期は3日ほどしかないそうで、収穫後も鮮度を維持するために選別・調整作業は時間との戦いです。そんななかでも、この産地は収穫後3回にわたって厳しい選別・等級分けをおこない、その品質は市場で高く評価されています。

熟練した人の目による選別

商品のパッケージには鮮度維持用のフィルムが使われていて、計量・パッキングはすべて機械化されています。


枝付きのまま出荷したほうが新鮮で農家の方も楽なのでは?などと思っていたのですが、実は普通に育てたえだまめは背が高すぎて流通で扱いづらく、ちょうどいい大きさで鈴なりにするには途中で摘心するなど栽培に手がかかるため、大きな産地では枝付き出荷は逆に難しいそうです。

パックされたえだまめの背後にこれだけのこだわりがあることを初めて知り、えだまめ(とビール)が一層美味しく食べられそうに感じた視察でした。(山口、淡路)