芦生では、2000年からシカの密度が高くなり、下層植物が殆ど喰われて、森林更新がしにくくなっていること、そして、森林再生のためにシカ柵をすることで、どの程度の速度で復活するのかの研究を行っていることを、実際の現場をみながら説明をうけました。
また、スギなどの樹皮が“くまはぎ”にあい、成長が悪くなったり木材としてはつかえなくなることなども聞きました。
この原生林は、日本海側と太平洋側の両方の植生があるユニークな生態系で、かつ、人の手があまり入っていない森林(原生林)なので、絶滅危惧種に指定されている生物も見ることができました。
(塩尻)