この研究館の展示には工夫が多く、何度来てもいつも驚きがあります。
今日の驚きは、オサムシの「一斉放散」という進化の現象で、4000万年前に起こったということでした。それには、インド大陸とヨーロッパ大陸への衝突が引き金では、ということでした。
私の研究対象のC4植物も4000万年前くらいから進化し始めた形質なので、大陸の衝突も大気CO2の低減の原因となったのかなと夢想しました。
骨格の標本、細胞の機能をしめすデジタル展示、知の巨人たちとの対談のパネル展示。
個人的には最後のパネル展示が好きです。
研究やなんやで気分が詰まったときには、この研究館のホームページを訪ね、この対談集を開きます。皆の苦労話を読んで、頑張ろうという気分になります。
学生さんも、興味深そうに話を聞き、見学しておりました。
学生たちはどこに興味を持ったのでしょうか。それらはレポートで確認したいと思います。
(古本)