ほろ苦い学会デビュー

先週、高松市で開催された「植物微生物研究会」研究交流会に参加してきました。

吉本君が卒研内容の発表を行いました。手話での発表です。
私も長年いろんな学会に参加してきましたが、手話での発表というのは見聞きしたことがありません。分野にもよるかもしれませんが、とても珍しいことだと思います。

発表に際しては、手話通訳を手配しました。このような専門分野の手話通訳は初めてだと仰っていました。専門用語や研究内容については、事前に打ち合わせをして臨みました。

いちばん困ったのは、講演の聴講です。早口の演者が専門用語を連発すると、音声認識ソフトはほとんど使い物になりませんでした。結果的に吉本君はスライドを目で追うだけになってしまい、不便な思いをさせてしまいました。今後の課題です。

今回受け入れにあたっては、主催者である香川大学の先生方、事務局の東北大学の先生方に寛大なご理解とご協力をいただきました。ありがとうございました。

いろんな方が言われることですが、吉本君はパイオニアです。彼がこれからもパワフルに進んでいくのを、サポートし続けたいと思います。(浅水)