フィールドワーク1日目は、丹波大納言小豆発祥の地である丹波市春日町の「あずき工房やなぎた」にて、幻の「丹波大納言小豆黒さや」を使用した郷土料理を味わいました。黒さや会の柳田さん、近藤さんより、黒さやの歴史と生産・継承の難しさ、柳田明子さんより種を受け継ぐことの大切さを学びました。
また、大路地区自治協議会の協力もと、IターンやUターンをされた方々から、移住した理由や暮らしについてヒアリングすることで丹波地域の魅力を考察しました。
2日目は、一般社団法人Beが手掛ける空き家再生事業に参加し、古民家のリノベーション作業を行いました。まずBe代表の中川さんより、空き家をはじめとする地域の問題と事業概要について、一級建築士の出町さんより具体的な作業のレクチャーを受けました。
お昼ご飯は手作りピザを窯で焼き、みんなで美味しくいただきました。
午後も全員で黙々と働き、無事に古民家の床張りを終えることができました。
これらをふまえてまちづくりに取り組む行政・団体と討論会を実施しました。丹波地域の隠れた資源や魅力を発見し、今後どのように地域を発展させていくことができるのか、また丹波地域における関係人口を増やすために何をすべきか、住民の方々と意見を交換しました。
学生目線で丹波地域の魅力や課題の一端を知ることができ、丹波地域を今後どのように活性化していくべきかを主体的に考えるきっかけとなりました。
このプログラムにかかわる一般社団法人Be、大路地区自治協議会、丹波市建設部住まいづくり課、ヒアリングにご協力いただいた方々、関係者の皆様に改めまして感謝申し上げます。(金子)