学生たちよ、これが十勝だ

9月22日~25日、朝ドラ「なつぞら」の舞台として注目を集める北海道十勝で、ゼミ研修を行いました。

1日目は、帯広市から50分程北へ走り、鹿追町を訪問しました。グリーンツーリズムの先進地域で、農家レストラン・カフェ、農家民宿、体験農場などが数多くあります。

そのなかで昨年もお世話になった酪農教育ファームを訪れ、酪農についてのレクチャーを受けた後、牛舎を見学し、搾乳体験をしました。本学には動物系のコースがないので、見ること聞くことすべてが新鮮だったようです。牧場のスタッフからは、「ノリのいい学生さんたちで、楽しかった」というコメントをいただきました。

帰りに、農民画家(「画家である、農民」)の神田日勝の美術館に立ち寄り、開拓農民の生活と芸術の世界に触れることができました。

2日目は、南へ50分程走り、はじめに更別町を訪問しました。更別町は十勝の中でも規模が大きい畑作地帯です。そこで大根の作付けが70ha(単位に注意、”a”や”反”ではありません)という農場を訪問しました。大規模な圃場が広がる景色は壮観で、走り回る大根収穫機の大きさとスピードは圧巻でした。

その後、メークインで有名な帯広大正農協にお邪魔して、馬鈴薯、大根、長いもの選果施設を見学しました。大型で機械化された選果ラインを間近でみて、そこを流れるように移動する馬鈴薯などのスピードに感嘆の声があがっていました。ひと通り選果施設を見学した後は、地域農業に果たす農協の役割について熱のこもったレクチャーを受けました。

学生たちは日頃見慣れた近畿の農業とは違うスケールの大きな農業を目の当たりにして、衝撃を受けたようです。その衝撃が、これからの学びの刺激となることでしょう。

十勝の食も堪能し、頭もお腹もいっぱいに満たして帰ってきました。
お世話になった十勝の方々に感謝です。(淡路)


スマホでフリーストール牛舎を撮影
手搾りの練習ポーズ(後ろに乳牛がいます)

一面に広がる大根畑で
動画も撮れるスマホが活躍(馬鈴薯選果場)
十勝の食を堪能(ラクレットに興味津々)