パイナップルを食べたことがない人はあまりいませんよね。でも、パイナップルの花を見たことがある人は少ないと思います。
龍谷大学農学部の温室でちょうどパイナップルが開花しました。株の真ん中からマツボックリのような花序が現れ、粒々の一つ一つが花になります。写真の左右の端っこで紫色をしているところが花弁になります。やがて、このマツボックリのようなものが大きく肥大して、スーパーなどで売られているパイナップルのようになります。ふだん何気なく見ている果物や野菜の花や果実をたまには想像してみることも面白いと思います。
畑と違い、鉢栽培ですからスーパーで売られているパイナップルのような大きさには育たないと思います。
食べ終わった後のパイナップルの上部の緑色の部分を砂などに挿しておくと、やがて発根してパイナップルが成長します。うまくいけば家でパイナップルをならせることもできるかもしれません。ぜひ挑戦してみてください。
(資源生物科学科 神戸敏成)
パイナップルの開花