植物生命科学実験(6/15)

今週の3回生の植物生命科学実験(担当:別役先生)では、「植物の形質転換のためのアグロバクテリウム感染実験」を行いました。

今回の実習では、ベンサミアナタバコ(植物)に、アグロバクテリウム(細菌)を感染させることによって遺伝子組換えを行い、蛍光タンパク質を発現させます。

※使用する細菌懸濁液は遺伝子組換え生物のため、適切な拡散防止措置をとった上で行いました。


まず、アグロバクテリウム懸濁液の濃度を分光光度計(菌液の濁度などを分析する装置)で測定して、濃度を調整します。



次に、葉の裏側の気孔からシリンジ(注射筒)を用いて、適切な濃度に調整したアグロバクテリウム懸濁液を注入しました。






葉を挟む時の力の加減やシリンジの角度などが難しいですが、本番前に練習した甲斐もあり、スムーズにできました。

来週まで、植物培養室で育成します。葉が光っていれば成功です。

次回の結果が楽しみです。

                                    (中田)