植物生命科学実験(6/21)

今週の3回生の植物生命科学実験です。

さて、先週の「植物の形質転換のためのアグロバクテリウム感染実験」の結果を見てみましょう。

アグロバクテリウムを感染させた葉はどうなったでしょうか??


少しシリンジの跡がついていますが、無事枯れずに成長していました。


今回の感染では、YFPとRFPという2種類の蛍光タンパク質を葉で作らせています。LED型トランスイルミネーター(光源装置)を使って、蛍光を観察しました。


実習では、この葉をすりつぶしてタンパク質の抽出を行いました。



今回用いた蛍光タンパク質には、エピトープタグと呼ばれる8個のアミノ酸が付加されています。このアミノ酸をフックのように使って、抽出液から蛍光タンパク質だけを取り出すことができます。(タンパク質の精製)


目的のタンパク質が光っているので目で追うことができ、精製する過程をより理解することができました。

(辻村)