植物生命科学科の卒業生に期待される就職先として研究職があります。しかし、一口に研究職といってもその仕事内容は多岐にわたります。特に専門知識が高度化している昨今、大学院に進んで学びを深めた後、研究職として活躍するという選択肢も龍谷大にはあります。
そこで、就活を控えた3年生向けに、特に農業に関わる企業(農薬会社・種苗会社)で研究職として活躍されているお二人の講師をお招きし、それぞれの会社や業態、具体的な業務内容をご紹介いただきました。
丸山 望 氏
(クミアイ化学工業株式会社 研究開発本部 生物科学研究所農薬研究センター 病害防除研究室)
加野 彰人 氏
(タキイ種苗株式会社 研究農場 病虫害研究グループ 研究員)
(講演順)
農薬も新品種もどちらも10年近くかけて商品化されるという事実や、お二方がそれぞれ大学院で学んだことを生かしながらそのプロセスに、貢献されている様子をご紹介いただいて、参加学生も研究職というものに対する具体的なイメージを掴むことができたようです。また、大学院進学時の悩みや心配にどう向き合ったかなど、あまり人には聞きにくいような内容もご紹介いただいたことで、参加者で同じような不安を漠然と感じている人たちにとっては有意義な時間だったのではないでしょうか。今日の貴重な経験を、それぞれの進路選択にぜひ生かしてほしいですね。
(別役)