植物生命科学科の古本の研究室では、基礎研究に加え、地域の期待に応える活動もしようということで、ここ数年、湖南市から依頼を受けや新しい特産品作りのプロジェクトを進めています。
古本が個人的に趣味としていた養蜂からアイデアをえて、「Konann Honey」の販売を始め、今では、養蜂の上で欠かせない花粉源や蜜源となる植物を植えるところまで話が進んでいます。
選んだ植物は「カラシナ」。これからは、「蜜」と「花粉」と「種子」を得ることができます。
地元の方の協力を得て、学生たちと訪問し、2月には畑を起し、苗を植え付け、成長を見守り、初夏には収穫を行いました。
収穫されたカラシナ種子から、和からしを自作し、すでにある特産品と掛け合わせていく予定です。
蜂蜜と掛け合わせれば「Honey masterd」、
マヨネーズと掛け合わせれば「からしマヨネーズ」、
湖南市の特産品である下田茄子と掛け合わせれば「下田茄子の辛子漬け」
ができるのではないか。
この企画には、湖南市下田の漬物屋さん「やまじょう」も協力していただけることになり、下田ナスの収穫体験のほか、工場見学と今後の指導をお願いすることになりました。
3000本の苗が植えられています。枝ぶりをうまくコントロールして、風などで実が傷まないようにする栽培方法です。
卵の大きさくらいの茄子を収穫します。
厳しく選抜し、良い実を選びます。
圃場見学の後は、工場見学をさせていただきました。
帰りには、本店で色々買い物をしました。私的には、チーズの味噌漬けがお勧めです。とても美味しい。
やまじょう、自信の下田茄子の漬物。あまりの美味しさに学生たちは大喜びでした。
学生の家では、マーボナス、煮浸しと、美味しいお皿になりました。
本番は、これから。
マスタードを調製し、辛子漬け、からしマヨネーズへと展開させます。
湖南市の企業、農家、市役所の皆さんのおかげで、学生たちは湖南市を好きになり、どうにかお手伝いできることを考えています。
まだまだお世話になることばかりですが、引き続きよろしくお願いします。
(古本)